こんにちは!料理家の竹内ひろみです。
新年度を迎える4月は、「いろいろなことに挑戦しよう!」と気持ちも改まりますよね
しかしそんな気持ちとは裏腹に、なんとなく調子が出ない、元気が出ない…ということはありませんか?
もしかするとそれは「未病」のサインかもしれません
未病とは東洋医学の考え方のひとつで、体がだるい、疲れやすい、冷え、頭痛、めまい、不眠などといった不調を抱えている状態のことです。
未病の原因のひとつに、胃腸の働きが悪くなることが挙げられます。
活動するエネルギーは、胃腸で食物を消化吸収して作られるため、胃腸が不調だと、やる気や元気を起こすエネルギーをうまく作れず、病院に行くまでもないけれど、なんとなく体調が優れない状態になるのです
そして、胃腸の働きは自律神経の状態にも影響を与えます。
春は特に環境が変わるなどでストレスが増え、自律神経が乱れやすくなる季節と言われています。
乱れた自律神経の影響を受けて胃腸の働きが弱くなり、エネルギー不足が自律神経のバランスを崩すという悪循環を起こすことも
胃腸は冷えに弱いため、胃腸を冷やさないことが大切な養生のひとつです
胃腸は冷えると正常に働かないばかりか、免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、アレルギー症状を引き起こしたりします。
例えば東洋医学では、アレルギー症状を抑える薬に、胃腸を温める漢方薬が用いられています。
胃腸の健康が食べ物で作られることは、言うまでもありませんね
極端に辛い物などの刺激物や、精製されている物、生ものなど体を冷やす食べ物を控えるなど、胃腸に負担をかけない食生活がおすすめです
例えばレタスは、生で頂くことが多い野菜ですが、スープに入れたり、ご飯と一緒に炒めて炒飯にしたり、火を加えて温かい料理に変更してみて下さい。
毎日の食事には、加熱調理する料理を織り交ぜ、調理方法や食べ方が偏らないように心がけると良いでしょう
さて今回は、「炒めゴボウとひじきのご飯」をご紹介します。
ゴボウもひじきも食物繊維が豊富で、体を温める食材でもあり、胃腸を整えてくれますよ
ゴボウとひじきと聞いて和風を想像する方もいらっしゃると思いますが、ちょっと工夫して、味付けは洋風にしました!
ぜひお試し下さい