こんにちは、料理家の野上優佳子です。
ここ数年、人気が再燃しているカリフラワー。
花甘藍(はなかんらん)とも呼ばれ、キャベツやケール、形がよく似ているブロッコリーも同じアブラナ科の野菜です。
日本でカリフラワーやブロッコリーが食べられるようになったはじめの頃(明治時代)は、カリフラワーの方が身近な野菜として多く流通していました
しかし、健康志向によって緑黄色野菜への関心が高まった1980年代以降、ブロッコリーが注目を浴びるようになり、いつしか流通量も逆転したのです
日本ではカリフラワーとブロッコリーの注目度が逆転する中、ダイエット先進国のアメリカでは、カリフラワーを細かく刻んで加熱した物を「カリフラワーライス」としてご飯の代用食にすることが提案され、スーパーには市販品が出回る程、認知されています。
日本でもカリフラワーは比較的身近な食材のため、健康・ダイエットに良いというキーワードとともに、注目度が急上昇したようです
野菜を糖質(炭水化物)の代用食にするのは、今に始まったことではなく、数年前はズッキーニを細長く切ってパスタ状にした物が流行して話題になりましたね
お米やパスタを野菜に置き換えることで、糖質が抑えられる他、カリウムの摂取量が増えるのが大きな特徴です。
カリウムは人体に欠かせないミネラルのひとつで、高血圧予防やむくみ解消、老廃物の排出を助ける働きがあると言われています
カリフラワーライスの作り方は、とても簡単
フードプロセッサー、もしくは包丁で生のカリフラワーを細かく刻み、オリーブオイルやココナッツオイルで数分炒めて下味を付けるだけ。
もっとヘルシーにしたいなら、オイルを使わずレンジで数分加熱して火を通せばOKです
と言っても、当然お米とは味も食感もまったく違います
お米のような粘り気はなく、とてもさらさらして、クスクスの感覚に近いです。
いくらご飯の代用品と提案されても、お米に慣れ親しんでいる日本人の私たちとしては、お茶碗によそってご飯のように食べるのはなかなか難しいところ。
カリフラワーライスは、リゾットやライスサラダ、グリルした肉や魚の付け合わせにして食べるのがおすすめです
さて今回は、「カリフラワーライス」の作り方をご紹介します。
大きなカリフラワーを買って食べきれない!とお困りのときも、ちょっと加工すればペロリと頂ける食材に変身
たくさん作って、冷凍保存するのにも向いてますよ
ぜひお試し下さいね。