江戸野 陽子先生のブログ
2017/07/28
こんにちは。随分と暑くなってきましたね
野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
こう暑いとイマイチ食欲がわかず、かと言って食べないでいるとスタミナが切れ、バテやすくなってしまうため、暑くてもしっかりエネルギーを摂る方法を考えたいところ
こんなとき、皆さんはどうしていますか
私の場合、ここ2年程ではありますが、甘酒を摂るようにしています
そう、最近話題の米麹から作るアルコール度数0の「甘酒」です。
現代で甘酒と言うと冬のイメージが強いですが、かつては夏にも飲まれていた飲み物なのです
もとは貴族などが嗜んでいた物ですが、その有効成分と効果のおかげでしょうか、江戸時代に入ると町に甘酒売りが登場し、暑気払いとして庶民も飲むようになったと言われています。

甘酒は栄養価が高く消化吸収が早い上に、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、植物繊維、オリゴ糖、アミノ酸、ブドウ糖などの成分が、栄養剤としての点滴とほぼ同じです。
「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒は、食欲が落ちる真夏にこそ真価を発揮すると言えるでしょう
甘酒の甘さは、お米のでんぷん質を糖化させてできた物なので、一切砂糖を使っていません。
無添加の甘酒を飲んだり、自分で甘酒を作ったりしたことがある人は分かると思いますが、砂糖なしであの甘さ
自然の恵みのすごさにただ脱帽です
そんな米麹の甘酒は、お店ではすでに加水されて薄まった状態の物が多く出回っていますが、実は原液はひどくドロリとしています。
クリーミーで甘ったるく、とてもそのままでは飲めません
そこで最近注目を集めているのが、豆乳で割ること。
甘酒の強烈な甘さが和らぎ、程良く上品な甘さに変化し、飲みやすくなります
甘酒の有効成分を手軽に摂れる上、豆乳からたんぱく質やイソフラボンを摂取できるとあって、美容のために飲む方もいらっしゃるようです。
また、甘酒豆乳を飲む場合は、ぜひ豆乳にもこだわってみて下さい
豆乳は、大豆の種類や濃さで味わいが異なります。
おすすめは、豆腐屋さんで買える豆乳。
濃度が高く、まるで豆腐のような甘みとこくがあります。
スーパーなどの量販店で購入できる「豆腐を作れる豆乳」も、濃度が高い方ではありますが、サラリとしています。
なお、飲料用に加工された豆乳は、喉ごしが重視されているため、牛乳みたいにサラサラしており、場合によっては砂糖や果汁などが加わっています。
甘酒の味を生かすのであれば、何も加わっていないまっさらな豆乳で割ると良いでしょう
濃い豆乳は、多少飲みにくさを感じるかもしれませんが、その場合は氷を加えてみて下さい。
適度に薄まって飲みやすくなり、自然の甘さを楽しめます
ちなみに、甘酒豆乳にショウガのすりおろしを加えると、さっぱりとした味わいになるので、味を変えたいときにおすすめです。
また、甘酒は飲むだけでなく、甘味料として料理に利用することもできます
私のお気に入りの食べ方は、プレーンヨーグルトの上に甘酒をジャム感覚で乗せて頂くこと
濃厚な甘酒と酸味のあるヨーグルトがマッチして、新たなおいしさを生み出します。
そこで今回は、「甘酒ヨーグルトの和風パフェ」をご紹介します。
さっぱりとした甘酒ヨーグルトと、カリッとしたグラノーラ、甘いゆであずき、もっちり白玉が入った、味や食感の違いが楽しいデザートです。
白玉を作るのには、水を加える代わりに緑豆豆腐を使います。
キヨミドリ・緑豆・青大豆といった名称の大豆から作られている絹豆腐です。
これらの大豆の旬は夏で、それを使った豆腐も主に夏に出回ります。

緑豆豆腐は、枝豆に似たこくがあり、塩をふりかけて頂くと、濃い風味と旨味が口の中に広がります
白玉粉と混ぜることで、白玉が薄い緑に色付き、綺麗な色に仕上がりますよ。
ぜひ作ってみて下さい!


野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
こう暑いとイマイチ食欲がわかず、かと言って食べないでいるとスタミナが切れ、バテやすくなってしまうため、暑くてもしっかりエネルギーを摂る方法を考えたいところ

こんなとき、皆さんはどうしていますか

私の場合、ここ2年程ではありますが、甘酒を摂るようにしています

そう、最近話題の米麹から作るアルコール度数0の「甘酒」です。
現代で甘酒と言うと冬のイメージが強いですが、かつては夏にも飲まれていた飲み物なのです

もとは貴族などが嗜んでいた物ですが、その有効成分と効果のおかげでしょうか、江戸時代に入ると町に甘酒売りが登場し、暑気払いとして庶民も飲むようになったと言われています。

甘酒は栄養価が高く消化吸収が早い上に、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、植物繊維、オリゴ糖、アミノ酸、ブドウ糖などの成分が、栄養剤としての点滴とほぼ同じです。
「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒は、食欲が落ちる真夏にこそ真価を発揮すると言えるでしょう

甘酒の甘さは、お米のでんぷん質を糖化させてできた物なので、一切砂糖を使っていません。
無添加の甘酒を飲んだり、自分で甘酒を作ったりしたことがある人は分かると思いますが、砂糖なしであの甘さ

自然の恵みのすごさにただ脱帽です

そんな米麹の甘酒は、お店ではすでに加水されて薄まった状態の物が多く出回っていますが、実は原液はひどくドロリとしています。
クリーミーで甘ったるく、とてもそのままでは飲めません

そこで最近注目を集めているのが、豆乳で割ること。
甘酒の強烈な甘さが和らぎ、程良く上品な甘さに変化し、飲みやすくなります

甘酒の有効成分を手軽に摂れる上、豆乳からたんぱく質やイソフラボンを摂取できるとあって、美容のために飲む方もいらっしゃるようです。
また、甘酒豆乳を飲む場合は、ぜひ豆乳にもこだわってみて下さい

豆乳は、大豆の種類や濃さで味わいが異なります。
おすすめは、豆腐屋さんで買える豆乳。
濃度が高く、まるで豆腐のような甘みとこくがあります。
スーパーなどの量販店で購入できる「豆腐を作れる豆乳」も、濃度が高い方ではありますが、サラリとしています。
なお、飲料用に加工された豆乳は、喉ごしが重視されているため、牛乳みたいにサラサラしており、場合によっては砂糖や果汁などが加わっています。
甘酒の味を生かすのであれば、何も加わっていないまっさらな豆乳で割ると良いでしょう

濃い豆乳は、多少飲みにくさを感じるかもしれませんが、その場合は氷を加えてみて下さい。
適度に薄まって飲みやすくなり、自然の甘さを楽しめます

ちなみに、甘酒豆乳にショウガのすりおろしを加えると、さっぱりとした味わいになるので、味を変えたいときにおすすめです。
また、甘酒は飲むだけでなく、甘味料として料理に利用することもできます

私のお気に入りの食べ方は、プレーンヨーグルトの上に甘酒をジャム感覚で乗せて頂くこと

濃厚な甘酒と酸味のあるヨーグルトがマッチして、新たなおいしさを生み出します。
そこで今回は、「甘酒ヨーグルトの和風パフェ」をご紹介します。
さっぱりとした甘酒ヨーグルトと、カリッとしたグラノーラ、甘いゆであずき、もっちり白玉が入った、味や食感の違いが楽しいデザートです。
白玉を作るのには、水を加える代わりに緑豆豆腐を使います。
キヨミドリ・緑豆・青大豆といった名称の大豆から作られている絹豆腐です。
これらの大豆の旬は夏で、それを使った豆腐も主に夏に出回ります。

緑豆豆腐は、枝豆に似たこくがあり、塩をふりかけて頂くと、濃い風味と旨味が口の中に広がります

白玉粉と混ぜることで、白玉が薄い緑に色付き、綺麗な色に仕上がりますよ。
ぜひ作ってみて下さい!
