こんにちは、料理家の野上優佳子です。
フルーツ大好きな私には、本当にうれしい季節!
その中でも一番好きなのが、「白桃」です。
桃は、とても古い歴史を持つ果物。
節句の名前になっていることからも分かりますが、日本最古の歴史書といわれる『古事記』にも登場します。
死んだ妻(イザナミノミコト)に再会するために、死の国である黄泉の国に行ったイザナギノミコト。
妻との約束を破り、見てはいけぬ朽ちた妻の姿を見てしまい、驚いて黄泉の国から逃げ帰ろうとして悪魔に追い詰められ、そばにあった大きな桃の木の実をもぎとって3つ投げつけて身が救われた、という有名な話があります
桃には大きく2つの種類があり、1つは白桃に代表される果肉の柔らかい水蜜種、もう1つは、ネクタリンなどのような果肉のかたい黄肉種です。
アメリカなどは黄桃が一般的ですが、日本では桃といえば、やはり白桃ですね
おいしい桃の選び方を、先日果物の卸商の方にうかがいました。
皮全体が均一に鮮やかな桃色で、左右の盛り上がりが均等で、おしり(くぼみ)部分の白色がはっきりしているのがおいしい桃の目安の1つだそう。
今度購入する際には、チェックしてみて下さいね。
さて今回は、白桃と黄桃、2種類の桃を使ったタルトをご紹介します。
缶詰の桃を使うので、とても手軽にできます
アーモンドクリームを使ったタルトは、いちじくや洋梨など、その他のフルーツでもおすすめ!さまざまなアレンジが楽しめます。
我が家でも大人気の定番焼き菓子の1つなので、ぜひお試しを