こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
秋は、これから忙しくなる年末に備え、何かと準備しておきたい季節ですね
軒下に吊るされたタマネギ、ダンボールに納められた芋類、天日干しされた大豆など、ふとした日常の風景にも、冬のために備えていることを実感します
忙しいときでも、食事のバランスを考慮し、あと一品付け足したい……。
そんなときに活躍するのが、和え物などの簡単料理ではないでしょうか?
そこで今回は、日本が誇る唯一無二のソースとも言える「白和え衣」についてお話したいと思います
「豆腐で作る白和えの衣は、世界に誇る立派なソース」と仰っていたのは、料理家の辰巳芳子さんです
(「辰巳芳子の家庭料理の世界―「手しおにかける食」の提案」平凡社より)
豆腐の美しい白色、なめらかにすりつぶしたときの舌触り、甘みと旨みが凝縮した濃厚さは、確かに他にはないおいしさです
豆腐をさっとつぶしただけの食感でもおいしいですし、しっかりと裏ごししてクリーミーにしてもおいしいものです

白和えの魅力は、和える具材を単一で作っても、いくつもの素材を合わせて作っても良いところ
定番は、ホウレンソウ、ニンジン、ひじき、糸こんにゃくなどの野菜類を甘辛く味付けした白和え。
フルーツなら柿やキウイフルーツの白和えなど、どちらも白い和え衣に映える、カラフルな色合いの食材が多いですね
さて、秋真っ盛りの今回は、「リンゴとサツマイモの白和え」をご紹介します。
レモンと一緒にサツマイモとリンゴを煮込み、豆腐で作ったクリーミーな和え衣でひとまとめにした一品です。
レモンとサツマイモの黄色、リンゴとサツマイモの皮の赤色で、見た目がとても綺麗です。
ホクホクしたサツマイモ、シャリシャリしたリンゴの食感、レモンの酸味が重なり合い、白和えの衣にぴったり。
しっかり冷やして頂けば、デザートのような上品な味わいを楽しむことができます
白和えにする豆腐は、どんな豆腐が良いと思いますか?
絹でも木綿でも良いのですが、基本は木綿豆腐です。

それと言うのも、白和えは江戸時代からある料理で、その当時は木綿豆腐しかありませんでした
木綿豆腐の和え衣は固めで、具材を上手にまとめてくれ、崩れにくいのです。
ちなみに、絹豆腐で作った場合は、スルッとすべり落ちるようななめらかな衣に仕上がります。
和える具材が大きいと、うまくまとまらないため、具材を細かく切るといったような工夫が必要です
白和えにする豆腐は、一度ゆでてから水切りすることをおすすめします。
そうすることで、豆腐の持つ臭みが抜けて、味が付きやすくなり、水切りのスピードも速くなりますよ。
ぜひ作ってみて下さい

秋は、これから忙しくなる年末に備え、何かと準備しておきたい季節ですね

軒下に吊るされたタマネギ、ダンボールに納められた芋類、天日干しされた大豆など、ふとした日常の風景にも、冬のために備えていることを実感します

忙しいときでも、食事のバランスを考慮し、あと一品付け足したい……。
そんなときに活躍するのが、和え物などの簡単料理ではないでしょうか?
そこで今回は、日本が誇る唯一無二のソースとも言える「白和え衣」についてお話したいと思います

「豆腐で作る白和えの衣は、世界に誇る立派なソース」と仰っていたのは、料理家の辰巳芳子さんです

(「辰巳芳子の家庭料理の世界―「手しおにかける食」の提案」平凡社より)
豆腐の美しい白色、なめらかにすりつぶしたときの舌触り、甘みと旨みが凝縮した濃厚さは、確かに他にはないおいしさです

豆腐をさっとつぶしただけの食感でもおいしいですし、しっかりと裏ごししてクリーミーにしてもおいしいものです


白和えの魅力は、和える具材を単一で作っても、いくつもの素材を合わせて作っても良いところ

定番は、ホウレンソウ、ニンジン、ひじき、糸こんにゃくなどの野菜類を甘辛く味付けした白和え。
フルーツなら柿やキウイフルーツの白和えなど、どちらも白い和え衣に映える、カラフルな色合いの食材が多いですね

さて、秋真っ盛りの今回は、「リンゴとサツマイモの白和え」をご紹介します。
レモンと一緒にサツマイモとリンゴを煮込み、豆腐で作ったクリーミーな和え衣でひとまとめにした一品です。
レモンとサツマイモの黄色、リンゴとサツマイモの皮の赤色で、見た目がとても綺麗です。
ホクホクしたサツマイモ、シャリシャリしたリンゴの食感、レモンの酸味が重なり合い、白和えの衣にぴったり。
しっかり冷やして頂けば、デザートのような上品な味わいを楽しむことができます

白和えにする豆腐は、どんな豆腐が良いと思いますか?
絹でも木綿でも良いのですが、基本は木綿豆腐です。

それと言うのも、白和えは江戸時代からある料理で、その当時は木綿豆腐しかありませんでした

木綿豆腐の和え衣は固めで、具材を上手にまとめてくれ、崩れにくいのです。
ちなみに、絹豆腐で作った場合は、スルッとすべり落ちるようななめらかな衣に仕上がります。
和える具材が大きいと、うまくまとまらないため、具材を細かく切るといったような工夫が必要です

白和えにする豆腐は、一度ゆでてから水切りすることをおすすめします。
そうすることで、豆腐の持つ臭みが抜けて、味が付きやすくなり、水切りのスピードも速くなりますよ。
ぜひ作ってみて下さい

