2018/02/08
こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年もバレンタインの時季がやってきました
どんなチョコのお菓子を作ろうか、どんなチョコレートを買おうかと、思いを巡らせている方も多いかも知れませんね
チョコレートの原料と言えばカカオ豆ですが、同じくカカオ豆から抽出できる素材に「ココア」があります。
冬の定番ドリンクとして人気のココア
香り高くこくのある味わいは、身も心もほっとさせてくれますよね。
今回は、冬においしい「ココア」についてご紹介します。

チョコレートもココアも、どちらも原料は同じカカオ豆。
途中までは双方とも同じ工程で作られます。
加工工場に運ばれたカカオ豆は、まず砕かれて外皮などが取り除かれ、焙煎することでカカオ豆独特の味が引き出されます
これをすり潰したものが「カカオマス」
カカオマスには「ココアバター(脂肪分)」が多く含まれているため、ドロドロとした状態です。
このあとの加工で、ココアバターの含有量が、チョコレートとココアの違いを生むポイントとなります
チョコレートは、カカオマスにさらにココアバターを追加し、ミルク、砂糖を加えて、長時間練り上げて作ります。
一方のココアは、カカオマスから一定量のココアバターを分離させ、このときにできるココアのかたまりを細かい粒子まで砕いた物が「ココアパウダー(純ココア)」。
これに砂糖や乳糖を加え、飲みやすくした物を「調整ココア」と言います。
ココアの主な成分は、たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル類、カカオポリフェノール、テオブロミンなど。
ミネラル類には、日本人に不足しがちな亜鉛や、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、骨を作るカルシウムやマグネシウムなどが含まれています。
また、「カカオポリフェノール」は抗酸化作用が注目されており、生活習慣病の予防やアンチエイジングなど健康や美容のために、積極的に取り入れている方も多いようですね
スーパーなどの店頭で売られているココアは調整ココアが一般的で、牛乳やお湯で溶くだけで簡単にココア飲料を作ることができます
一方、ココアパウダー100%の「純ココア」は、甘さやカロリーが気になる方にピッタリ
ココアドリンクの濃さを調整したいときや、様々なアレンジを加えたいときにも、純ココアがおすすめです。マシュマロやきな粉、黒糖、ジンジャー、甘酒など、加える食材次第でいろいろなココアドリンクが楽しめますよ
今回のレシピは、ココアパウダーと切りもちを使った「チョコバナナ大福」をご紹介します。
和スイーツの大福をチョコとバナナで洋風にアレンジ。
バレンタインデーに手作りするチョコ菓子のひとつにいかがでしょうか。
ぜひお試し下さいね

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年もバレンタインの時季がやってきました

どんなチョコのお菓子を作ろうか、どんなチョコレートを買おうかと、思いを巡らせている方も多いかも知れませんね

チョコレートの原料と言えばカカオ豆ですが、同じくカカオ豆から抽出できる素材に「ココア」があります。
冬の定番ドリンクとして人気のココア

香り高くこくのある味わいは、身も心もほっとさせてくれますよね。
今回は、冬においしい「ココア」についてご紹介します。


途中までは双方とも同じ工程で作られます。
加工工場に運ばれたカカオ豆は、まず砕かれて外皮などが取り除かれ、焙煎することでカカオ豆独特の味が引き出されます

これをすり潰したものが「カカオマス」

カカオマスには「ココアバター(脂肪分)」が多く含まれているため、ドロドロとした状態です。
このあとの加工で、ココアバターの含有量が、チョコレートとココアの違いを生むポイントとなります

チョコレートは、カカオマスにさらにココアバターを追加し、ミルク、砂糖を加えて、長時間練り上げて作ります。
一方のココアは、カカオマスから一定量のココアバターを分離させ、このときにできるココアのかたまりを細かい粒子まで砕いた物が「ココアパウダー(純ココア)」。
これに砂糖や乳糖を加え、飲みやすくした物を「調整ココア」と言います。
ココアの主な成分は、たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル類、カカオポリフェノール、テオブロミンなど。
ミネラル類には、日本人に不足しがちな亜鉛や、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、骨を作るカルシウムやマグネシウムなどが含まれています。
また、「カカオポリフェノール」は抗酸化作用が注目されており、生活習慣病の予防やアンチエイジングなど健康や美容のために、積極的に取り入れている方も多いようですね

スーパーなどの店頭で売られているココアは調整ココアが一般的で、牛乳やお湯で溶くだけで簡単にココア飲料を作ることができます

一方、ココアパウダー100%の「純ココア」は、甘さやカロリーが気になる方にピッタリ

ココアドリンクの濃さを調整したいときや、様々なアレンジを加えたいときにも、純ココアがおすすめです。マシュマロやきな粉、黒糖、ジンジャー、甘酒など、加える食材次第でいろいろなココアドリンクが楽しめますよ

今回のレシピは、ココアパウダーと切りもちを使った「チョコバナナ大福」をご紹介します。
和スイーツの大福をチョコとバナナで洋風にアレンジ。
バレンタインデーに手作りするチョコ菓子のひとつにいかがでしょうか。
ぜひお試し下さいね

