2012年6月の記事
こんにちは料理家の野上優佳子です。
様々な料理の隠し味としても欠かせない、香味野菜の「ニンニク」。
我が家の常備野菜のひとつで、日々大活躍してくれます。
1年中出回っていますが、旬は6〜7月です。
ニンニクと一口に言っても実は種類があり、産地で有名なのは青森県田子町。
鱗片数が6つ程度で、球も麟茎も外皮も白い「ホワイト六片」という品種が最も多く栽培されています。
この他、九州地方などで生産されている壱州早生(春から初夏に収穫)や、中国の一片種(鱗片が1粒だけの物)などがあります。
古事記にも登場するほど、古くから日本で栽培されているニンニク。
世界の中でもその歴史は古く、エジプト文明期に造成されたエジプト王の墓の中からニンニクの模型などが見つかり、文献にも疲労などの治療に用いられたことが残されています
古代の中国やインドでもニンニクは使われていて、その効能の高さから食用というよりも、薬用としての用途が主だったようです。
世界中で親しまれてきたニンニクは、今も和・洋・中と幅広い料理の味のアクセントとして大活躍しています。
今回はそのニンニクで、フランス風の「アイオリソース」を作ります。
アイオリソースはゆで野菜や白身魚、ブイヤベースなどに添えられるのが一般的。
ゆでたポテトと和えることで、いつもと違ったおいしさのポテトサラダに変身します。
ちょっと贅沢なオトナの味わい、ぜひお試しを
この夏も、ぜひニンニクで元気に過ごしましょう
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本では若い層を中心に漬物離れが著しいですが、逆にキムチを購入する方は増えているそうです。
スーパーの漬物売り場を見ると、キムチの種類の多さに人気の高さが一目瞭然ですよね
余談ですが、韓国では若い層のキムチ離れが進んでいるんですよ・・・
ところで、キムチを保存する場合、しっかり密閉しておかないと冷蔵庫にニオイが広がってしまいますね。
また、よくあるポリプロピレン樹脂の保存容器に入れておくと、キムチの赤い色が内側に付いてしまって、洗ってもなかなか落ちないのがクセものです。
その問題を解決してくれるのが、「キムチ用の保存容器」。
日本では韓国系のショップでしか買えませんが、韓国ではデパートやマートのキッチングッズ売り場や市場などで購入できます。
私が持っているのは本体がステンレスの物ですが、蓋も本体と同じステンレス製の物があります。
この保存容器の良い点は、密閉度が高いのでニオイが漏れないこと。
キムチは空気に触れると発酵が進んで酸味が強くなりますが、この容器に保存しておくと、発酵の進み具体がゆるやかになります。
ステンレス製なので、着色しない点も魅力ですね。
もちろん、この容器はキムチ以外に使用しても大丈夫
汁物の保存にも重宝します。
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
先日、横浜の中華街に行ってきました
おいしそうな湯気が、せいろからフワフワっと立ち上がっていました。
なんだか、せいろの中に入っていると、一段とおいしそうに感じますよね
我が家でもせいろは大活躍なのですが、実は悩みに悩んで買った調理器具
圧力鍋に付いている蒸し器があるし、場所を取りそうだし・・・。
セールのついでに購入したのですが、今では買ってよかった調理器具のひとつになっています
野菜などをよく蒸すのですが、蒸しあがりの味が優しい感じがします
せいろごと、そのまま食卓に出せて、盛り付け皿もいらないので、ちょっとした手間省きかな?なんて思います
お客様がいらっしゃるときに、アツアツのせいろが食卓にのっていると、ちょっとした演出にもなるので、楽しいですよ〜。
せいろは湿気に弱く、ぬれたままにしておくとカビが生えたり、木が傷んでしまうので 、使い終わったら、しっかり乾かしてからしまいましょう。
特に梅雨時は、なかなか外で乾かすことが難しい&カビの生えやすい季節なので、邪魔になってしまうかもしれません
シンクの下にしまうよりも、外に出しておいたほうが無難かもしれませんね
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
さていよいよ、 2014FIFAワールドカップアジア最終予選が始まりましたね
約1年間に渡る長い戦いになりますが、ワールドカップ本選出場への切符を手にするため、代表選手とスタッフの健闘を心から祈りたいと思います
先般、あるテレビ番組に、サッカー日本代表の専属シェフが出演されていました。
その中で、サッカー日本代表監督のザッケローニ監督から「試合直後にロッカールームで選手たちがパスタを食べられるようにして欲しい。」という要望があったと明かしていました。
現在は、パスタではなく、特大おにぎり2個を提供されているようですが、日本人の食習慣と消化機能を考慮した結果なのかなと私は推測しています。
なぜ監督が「試合直後にパスタを〜」と要望されたかというと、ちゃんとした理由があります。
試合で酷使し、疲れた身体を速やかに回復させるためです。
運動後30分〜1時間以内に炭水化物と、炭水化物をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1とB2を摂取すると、速やかな疲労回復につながります。
おすすめの食品は、炭水化物摂取のために「おにぎり・シンプルなパン・バナナ」とビタミンC&クエン酸摂取のために「果汁100%のオレンジジュースまたはグレープフルーツジュース」です。
時間や身体的に余裕があれば、ヨーグルトや牛乳などをプラスするとたんぱく質も摂取することができます。
当初ザッケローニ監督が「パスタ」を指定して要望されていましたが、「パスタ」も炭水化物の摂取に適した食材のひとつです。
これは、「ペンネ」というショートパスタです。
「パスタ」とは、スパゲティー、マカロニ、ラザニア、その他貝やリボンなどさまざまな形をしたイタリア麺類の総称です。
「パスタ」は硬質の小麦粉を主原料にし、卵・塩・水などを加えて作られています。
米よりもエネルギーに代わるスピードは緩やかですので、試合の数日前〜前日にかけて食べるのがおすすめです。
よく噛むことで消化が早まりますので、ツルツルとした食感のスパゲティーよりも、ペンネなどのショートパスタを選ぶと、なおGOODですよ