2018年4月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
皆さん、2月に開催された平昌(ピョンチャン)五輪はご覧になりましたか?
日本人選手もたくさん活躍して、感動的な場面も多くありましたね
平昌がある韓国北東部の江原道(カンウォンド)地域は、そば粉の産地として有名です。
日韓で使用するそば粉はほぼ同じ物ですが、そば粉を使った料理の種類には大きな違いがあります。
韓国でよく食べられている、そば料理をいくつかご紹介しましょう
そば豆腐(メミルムク)
そば粉に水を加えて加熱しながら練り上げたあと、型に入れ冷やして固めます。
シンプルにたれをかける食べ方もあれば、細切りにして冷たいスープに浮かべ、冷麺のように食べる方法もあります
チヂミ(プッチンゲ)
小麦粉の代わりにそば粉を使ってチヂミの生地にします。
具材は万能ネギなどでシンプルに。具材が少ない程、そばの香りが楽しめます
すいとん(スジェビ)
小麦粉の代わりにそば粉をすいとんにします。
小麦粉で作るすいとんに比べて、しっかりとした歯応えがあり、腹持ちが良いです
餃子(マンドゥ)
小麦粉の代わりにそば粉で餃子の皮を作ります。
江原道では餃子料理も有名なので、具材だけでなく、生地の種類もバラエティに富んでいるのです。

クレープ(チョンビョン)
クレープのように薄く生地を焼き、炒めたキムチを巻きます。
キムチ入りは江原道の郷土料理で、韓国南部の済州島(チェジュド)では、炒めたダイコンを入れるのが一般的です。
韓国春雨
韓国の春雨には、そば粉とサツマイモでんぷんが入り、日本で一般的な緑豆春雨と違って、モチモチとした食感が特徴です。
冷麺(ネンミョン)
そば粉が入っている冷麺は、シコシコとした食感が特徴です。
もともと、江原道より北で食べられていた冷麺は、朝鮮戦争以降に朝鮮半島全土に広がりました。
辛味そば(マッククス)
ざるそばのように、ゆでた麺を冷たくします。
日本のざるそばとは違い、千切りした野菜とピリ辛ソースを加え、大胆に混ぜて食べる料理。
見た目は辛そうですが、たっぷり野菜のおかげで辛さは軽減されます
こうして挙げてみると、韓国にはそば粉を使った食材や料理が、結構たくさんあると改めて思いました。
機会がありましたら、韓国のそば料理を試してみて下さいね
さて今回のレシピは「そば豆腐サラダ」をご紹介します。
水とそば粉を加熱しながら練り上げて、そば豆腐を手作りする一品。
練り上げるのに少し力が要りますが、できあがったときの感激はひとしおです
レシピではサラダ仕立てにして、ピリ辛のドレッシングを添えますが、そば豆腐はしょうゆを付けるだけでもおいしく召し上がれますよ。
ぜひ作ってみて下さい

皆さん、2月に開催された平昌(ピョンチャン)五輪はご覧になりましたか?
日本人選手もたくさん活躍して、感動的な場面も多くありましたね

平昌がある韓国北東部の江原道(カンウォンド)地域は、そば粉の産地として有名です。
日韓で使用するそば粉はほぼ同じ物ですが、そば粉を使った料理の種類には大きな違いがあります。
韓国でよく食べられている、そば料理をいくつかご紹介しましょう


そば粉に水を加えて加熱しながら練り上げたあと、型に入れ冷やして固めます。
シンプルにたれをかける食べ方もあれば、細切りにして冷たいスープに浮かべ、冷麺のように食べる方法もあります


小麦粉の代わりにそば粉を使ってチヂミの生地にします。
具材は万能ネギなどでシンプルに。具材が少ない程、そばの香りが楽しめます


小麦粉の代わりにそば粉をすいとんにします。
小麦粉で作るすいとんに比べて、しっかりとした歯応えがあり、腹持ちが良いです


小麦粉の代わりにそば粉で餃子の皮を作ります。
江原道では餃子料理も有名なので、具材だけでなく、生地の種類もバラエティに富んでいるのです。


クレープのように薄く生地を焼き、炒めたキムチを巻きます。
キムチ入りは江原道の郷土料理で、韓国南部の済州島(チェジュド)では、炒めたダイコンを入れるのが一般的です。

韓国の春雨には、そば粉とサツマイモでんぷんが入り、日本で一般的な緑豆春雨と違って、モチモチとした食感が特徴です。

そば粉が入っている冷麺は、シコシコとした食感が特徴です。
もともと、江原道より北で食べられていた冷麺は、朝鮮戦争以降に朝鮮半島全土に広がりました。

ざるそばのように、ゆでた麺を冷たくします。
日本のざるそばとは違い、千切りした野菜とピリ辛ソースを加え、大胆に混ぜて食べる料理。
見た目は辛そうですが、たっぷり野菜のおかげで辛さは軽減されます

こうして挙げてみると、韓国にはそば粉を使った食材や料理が、結構たくさんあると改めて思いました。
機会がありましたら、韓国のそば料理を試してみて下さいね

さて今回のレシピは「そば豆腐サラダ」をご紹介します。
水とそば粉を加熱しながら練り上げて、そば豆腐を手作りする一品。
練り上げるのに少し力が要りますが、できあがったときの感激はひとしおです

レシピではサラダ仕立てにして、ピリ辛のドレッシングを添えますが、そば豆腐はしょうゆを付けるだけでもおいしく召し上がれますよ。
ぜひ作ってみて下さい


こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
新年度になりました
新しい環境や生活リズムに慣れるまでは、誰しも大変ですよね
朝は、1秒でも長く寝ていたいという方も多いかも知れません。
そんな忙しい毎日を元気に過ごすために、朝食はしっかり摂りたいものです。
そこで今回は、朝食を摂ることのメリットや、忙しい日々におすすめの朝食をご紹介します!
朝食を摂るメリット
脳の働きが活発になり、集中力がアップする
最後に食事をしてから何時間も経過した、朝起きてすぐの身体は、エネルギーが不足している状態。
特に頭を働かせるのに必要な「ブドウ糖」は、体内に多く貯蔵することができないため、不足しています。
朝ごはんを食べることでブドウ糖が供給されると、脳が目覚めて集中力がアップ
勉強や仕事に勤しむためにも、一日のはじまりに「食事する」習慣を付けましょう。
太りにくい身体を作る
明け方は一日のうちで最も体温が低くなりますが、朝ごはんを食べることによって、体温を上げることができます。
体温が上がれば代謝もアップしますので、太りにくい身体を作ることにつながりますよ
空腹が我慢できず間食したり、昼食を食べ過ぎたりすることを防げるのも、メリットと言えますね。
便秘解消
朝ごはんを食べることで、胃腸の働きが活発になり、排便を促します。
腸の調子が整えば、美容にもうれしい効果が期待できます

理想的な朝食は、炭水化物・たんぱく質・野菜が揃った定食スタイルの食事
和食なら、ご飯・味噌汁・焼き魚・青菜のおひたしなど。
洋食なら、パン・スープ・目玉焼き・サラダなどを用意できると良いですね。
季節の果物類も添えると、より栄養バランスが整います


朝は時間がなくて、そんなにしっかり準備するのは大変
という方は、もっと手軽な物でOKです。
例えば和食なら、納豆ごはんや卵ごはん。洋食なら、チーズトースト。
どちらも、炭水化物(ご飯・パン)とたんぱく質(納豆・卵・チーズ)を1品で摂ることができるメニューです。
忙しい朝のたんぱく源としておすすめの食材は、卵や納豆、ハム、ウインナー、ツナ缶、豆腐、チーズなど、調理が不要だったり簡単だったりする物
野菜については、そのまま食べられるミニトマトが便利です。
また、刻んだ青ネギを常備しておくと、納豆にトッピングしたり、インスタントみそ汁にプラスしたりと重宝しますよ。
その他、夕食におかずや汁物を多めに作っておき、翌朝に同じ物を食べる方法もおすすめです
そして大人の方は、朝ごはんを家で食べることにこだわる必要はありません。
「通勤中にコンビニでおにぎりなどを購入し、職場のデスクで食べる」、「お店で朝定食を食べる」、「会社近くのカフェでモーニングを食べる」など、ご自身の状況に合わせて、できることから試してみて下さいね
さて今回のレシピは、中国や台湾ではポピュラーな朝食「シェントウジャン」をご紹介します。
豆乳にお酢を混ぜて作るスープは、温かくて優しい味わい
スープでたんぱく質を摂れるので、ご飯やパン(炭水化物)を一緒に摂れば、バランスの良い朝食になりますよ。
ぜひお試し下さい

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
新年度になりました

新しい環境や生活リズムに慣れるまでは、誰しも大変ですよね

朝は、1秒でも長く寝ていたいという方も多いかも知れません。
そんな忙しい毎日を元気に過ごすために、朝食はしっかり摂りたいものです。
そこで今回は、朝食を摂ることのメリットや、忙しい日々におすすめの朝食をご紹介します!
朝食を摂るメリット


最後に食事をしてから何時間も経過した、朝起きてすぐの身体は、エネルギーが不足している状態。
特に頭を働かせるのに必要な「ブドウ糖」は、体内に多く貯蔵することができないため、不足しています。
朝ごはんを食べることでブドウ糖が供給されると、脳が目覚めて集中力がアップ

勉強や仕事に勤しむためにも、一日のはじまりに「食事する」習慣を付けましょう。

明け方は一日のうちで最も体温が低くなりますが、朝ごはんを食べることによって、体温を上げることができます。
体温が上がれば代謝もアップしますので、太りにくい身体を作ることにつながりますよ

空腹が我慢できず間食したり、昼食を食べ過ぎたりすることを防げるのも、メリットと言えますね。

朝ごはんを食べることで、胃腸の働きが活発になり、排便を促します。
腸の調子が整えば、美容にもうれしい効果が期待できます


理想的な朝食は、炭水化物・たんぱく質・野菜が揃った定食スタイルの食事

和食なら、ご飯・味噌汁・焼き魚・青菜のおひたしなど。
洋食なら、パン・スープ・目玉焼き・サラダなどを用意できると良いですね。
季節の果物類も添えると、より栄養バランスが整います



朝は時間がなくて、そんなにしっかり準備するのは大変

例えば和食なら、納豆ごはんや卵ごはん。洋食なら、チーズトースト。
どちらも、炭水化物(ご飯・パン)とたんぱく質(納豆・卵・チーズ)を1品で摂ることができるメニューです。
忙しい朝のたんぱく源としておすすめの食材は、卵や納豆、ハム、ウインナー、ツナ缶、豆腐、チーズなど、調理が不要だったり簡単だったりする物

野菜については、そのまま食べられるミニトマトが便利です。
また、刻んだ青ネギを常備しておくと、納豆にトッピングしたり、インスタントみそ汁にプラスしたりと重宝しますよ。
その他、夕食におかずや汁物を多めに作っておき、翌朝に同じ物を食べる方法もおすすめです

そして大人の方は、朝ごはんを家で食べることにこだわる必要はありません。
「通勤中にコンビニでおにぎりなどを購入し、職場のデスクで食べる」、「お店で朝定食を食べる」、「会社近くのカフェでモーニングを食べる」など、ご自身の状況に合わせて、できることから試してみて下さいね

さて今回のレシピは、中国や台湾ではポピュラーな朝食「シェントウジャン」をご紹介します。
豆乳にお酢を混ぜて作るスープは、温かくて優しい味わい

スープでたんぱく質を摂れるので、ご飯やパン(炭水化物)を一緒に摂れば、バランスの良い朝食になりますよ。
ぜひお試し下さい


こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
4月から新生活!という方も多いのではないでしょうか
新しい学校や職場で、新しいことや人に出会う機会が増え、期待と緊張で世間がソワソワした雰囲気になりますね
私にはこれといった変化はありませんが、進級した子どもたちから、あれやこれやの話を聞いて、楽しませてもらおうと思っています
そして4月と言えば、山菜や菜の花などの少し苦い野菜、新ジャガイモや新タマネギ、またエンドウなどの豆類が旬を迎える季節!
こうした春ならではの野菜が店頭に並ぶと、私は春の到来を実感します
春野菜を頂くなら、サッとゆでたり焼いたりするだけで、十分おいしくなりますよね。
味付けもシンプルに塩を付けたり、マヨネーズを添えたりして、素材そのものの味を楽しむのが好きです
そこで今回は、「豆腐マヨネーズ」を作ってみたいと思います。

一般的なマヨネーズの主原料は、食用油・卵黄・お酢。
本来混ざらない油とお酢(水)に卵を混ぜ合わせて乳化させることで、マヨネーズ特有のトロリとした半固体状になるのです
豆腐マヨネーズの主原料は、食用油・豆腐・お酢。
こちらのとろみは、豆腐を撹拌することで生まれます。
油は最小限の量しか使わないため、カロリー控え目で、とってもヘルシー
豆腐マヨネーズは、まろやかであっさりとした味わいが特徴です。
使う豆腐で食感や味が変化するので、自分好みの豆腐で作るのがおすすめ
参考までに、絹ごし豆腐と木綿豆腐で作った場合の違いを解説しましょう。
絹ごし豆腐を使えば、サラサラとした仕上がりになり、ディップソースのように野菜に付けて食べるのに向いています。
木綿豆腐を使えば、しっかりした固さに仕上がり、お好み焼きの上にかけるなど、その形状を保っておきたい料理に適しています。
今回は、春野菜そのものの味わいを引き立てて欲しいので、絹ごし豆腐で作ります。
マヨネーズにする絹ごし豆腐は、「普通」の固さの物がおすすめです。
「やわらか・とろり・とろける」といった表記のある豆腐は、やわらかすぎて半固体状になりにくいため、避ける方が良いでしょう
豆腐は、一度ゆでるか、電子レンジで温めるかして、豆腐臭さを取り除く下処理をして下さい。
あとは下ごしらえした豆腐に、油と調味料を加えて撹拌するだけで、豆腐マヨネーズができあがります
添え野菜は、山菜やスナップエンドウ、新ジャガイモなど、お好みの物でOKです。
豆腐マヨネーズを絡めて、春の味覚を存分に味わって下さいね

4月から新生活!という方も多いのではないでしょうか

新しい学校や職場で、新しいことや人に出会う機会が増え、期待と緊張で世間がソワソワした雰囲気になりますね

私にはこれといった変化はありませんが、進級した子どもたちから、あれやこれやの話を聞いて、楽しませてもらおうと思っています

そして4月と言えば、山菜や菜の花などの少し苦い野菜、新ジャガイモや新タマネギ、またエンドウなどの豆類が旬を迎える季節!
こうした春ならではの野菜が店頭に並ぶと、私は春の到来を実感します

春野菜を頂くなら、サッとゆでたり焼いたりするだけで、十分おいしくなりますよね。
味付けもシンプルに塩を付けたり、マヨネーズを添えたりして、素材そのものの味を楽しむのが好きです

そこで今回は、「豆腐マヨネーズ」を作ってみたいと思います。

一般的なマヨネーズの主原料は、食用油・卵黄・お酢。
本来混ざらない油とお酢(水)に卵を混ぜ合わせて乳化させることで、マヨネーズ特有のトロリとした半固体状になるのです

豆腐マヨネーズの主原料は、食用油・豆腐・お酢。
こちらのとろみは、豆腐を撹拌することで生まれます。
油は最小限の量しか使わないため、カロリー控え目で、とってもヘルシー

豆腐マヨネーズは、まろやかであっさりとした味わいが特徴です。
使う豆腐で食感や味が変化するので、自分好みの豆腐で作るのがおすすめ

参考までに、絹ごし豆腐と木綿豆腐で作った場合の違いを解説しましょう。
絹ごし豆腐を使えば、サラサラとした仕上がりになり、ディップソースのように野菜に付けて食べるのに向いています。
木綿豆腐を使えば、しっかりした固さに仕上がり、お好み焼きの上にかけるなど、その形状を保っておきたい料理に適しています。
今回は、春野菜そのものの味わいを引き立てて欲しいので、絹ごし豆腐で作ります。
マヨネーズにする絹ごし豆腐は、「普通」の固さの物がおすすめです。
「やわらか・とろり・とろける」といった表記のある豆腐は、やわらかすぎて半固体状になりにくいため、避ける方が良いでしょう

豆腐は、一度ゆでるか、電子レンジで温めるかして、豆腐臭さを取り除く下処理をして下さい。
あとは下ごしらえした豆腐に、油と調味料を加えて撹拌するだけで、豆腐マヨネーズができあがります

添え野菜は、山菜やスナップエンドウ、新ジャガイモなど、お好みの物でOKです。
豆腐マヨネーズを絡めて、春の味覚を存分に味わって下さいね


こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
花粉が飛ぶ季節は、鼻のムズムズ、目のかゆみ、喉のイガイガなど様々な症状が現れますね
中医学では、身体の免疫力である「正気(せいき)」が充実していれば、風邪などにかかりにくく、また花粉症の症状も軽減されると考えられています
正気を充実させるには、体内を巡る「血」や「衛気(えき)=エネルギーのひとつで身体の表面を守るバリアのような物」の状態に気を配ることが大切です。
具体的には、「身体を冷やさないこと」、「胃腸の働きを整えること」がポイントとなります
身体が冷えると血の巡りが悪くなり、本来身体に備わっている防衛力が落ちてしまいます
血は全身を巡って栄養や潤いを各臓器に届けているため、血行が滞ると必要な栄養が不足して体力を消耗しやすくなり、症状が重くなってしまうのです
だんだん暖かくなってきて、冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、なるべく身体を冷やす食べ物は避け、身体を温めるよう心がけましょう
また、鼻水やむくみなどの症状があるときは、体内の水分代謝がうまくいっていない証拠。
体内に余分な水分が溜まると体調不良の一因となり、症状が悪化しやすくなります。
解消するには、水分代謝を促す食材(あずき、白キクラゲ、陳皮など)を日々の食事に取り入れると良いですね
その他にも、中医学では身体の不調に合わせた食材を摂取することで、症状を緩和する方法があります。
体表に出る症状は人それぞれだと思いますが、大まかに分けると4つのタイプに分類されます。

風寒(ふうかん)タイプ:冷え・悪寒・透明な鼻水
身体を温める、ショウガ、ネギなど辛味のある食材。
風熱(ふうねつ)タイプ:発熱・粘りのある鼻水
余分な熱を発散させる、菊花、ミントなど。
風湿(ふうしつ)タイプ:頭が重い・鼻水が多量に出る
体内の余分な湿(水分や汚れ)を取り除く、大葉、ミョウガなど香りのある食材。
風燥(ふうそう)タイプ:喉が渇く
身体に潤いを与える、レンコン、ユリ根など。
これらの食材を使った料理を食べるなど、自身の症状に合わせた対策をおすすめします
花粉症の対策は、薬を飲んで症状を抑えるだけでなく、日常の食事にも気を付けると良いですね
さて今回は、水分の代謝を促す食材を使った「白キクラゲの野菜炒め」をご紹介します。
コリコリした食感のキクラゲを、シャキシャキの野菜と炒め合わせる一品。
さっぱりとした味付けにし、アレンジしやすくしています。
花粉症の症状を軽くする食材を組み合わせても良いと思いますよ。
ぜひ作ってみて下さい

花粉が飛ぶ季節は、鼻のムズムズ、目のかゆみ、喉のイガイガなど様々な症状が現れますね

中医学では、身体の免疫力である「正気(せいき)」が充実していれば、風邪などにかかりにくく、また花粉症の症状も軽減されると考えられています

正気を充実させるには、体内を巡る「血」や「衛気(えき)=エネルギーのひとつで身体の表面を守るバリアのような物」の状態に気を配ることが大切です。
具体的には、「身体を冷やさないこと」、「胃腸の働きを整えること」がポイントとなります

身体が冷えると血の巡りが悪くなり、本来身体に備わっている防衛力が落ちてしまいます

血は全身を巡って栄養や潤いを各臓器に届けているため、血行が滞ると必要な栄養が不足して体力を消耗しやすくなり、症状が重くなってしまうのです

だんだん暖かくなってきて、冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、なるべく身体を冷やす食べ物は避け、身体を温めるよう心がけましょう

また、鼻水やむくみなどの症状があるときは、体内の水分代謝がうまくいっていない証拠。
体内に余分な水分が溜まると体調不良の一因となり、症状が悪化しやすくなります。
解消するには、水分代謝を促す食材(あずき、白キクラゲ、陳皮など)を日々の食事に取り入れると良いですね

その他にも、中医学では身体の不調に合わせた食材を摂取することで、症状を緩和する方法があります。
体表に出る症状は人それぞれだと思いますが、大まかに分けると4つのタイプに分類されます。


身体を温める、ショウガ、ネギなど辛味のある食材。

余分な熱を発散させる、菊花、ミントなど。

体内の余分な湿(水分や汚れ)を取り除く、大葉、ミョウガなど香りのある食材。

身体に潤いを与える、レンコン、ユリ根など。
これらの食材を使った料理を食べるなど、自身の症状に合わせた対策をおすすめします

花粉症の対策は、薬を飲んで症状を抑えるだけでなく、日常の食事にも気を付けると良いですね

さて今回は、水分の代謝を促す食材を使った「白キクラゲの野菜炒め」をご紹介します。
コリコリした食感のキクラゲを、シャキシャキの野菜と炒め合わせる一品。
さっぱりとした味付けにし、アレンジしやすくしています。
花粉症の症状を軽くする食材を組み合わせても良いと思いますよ。
ぜひ作ってみて下さい

