2014年1月の記事
本年もよろしくお願い申し上げます。
料理家の野上優佳子です。
今年も皆様に、楽しくておいしくて、そして「へえ、そうなんだ 」 と思って頂ける話題をご提供できたらと思っております。
新年も幕を開け、新春の初売りも落ち着いた頃、毎年恒例で開催されるのが
「全国駅弁大会」です。
全国各地のデパートの催事場などで開催され、テレビのニュース等にも取り上げられますね。
寒くなってバーゲンも終えて客足が遠のく時期にお客さんを呼び込む目玉催事、今がまさにシーズン真っ盛りです。
その中でも「日本一 」と呼び声高いのが東京・新宿にある某百貨店の
『元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』。
1966年から始まり来年には開催50回目を迎える予定のこの大会、昨年は250を超える駅弁が集まり、来場者数は延べ約100万人とも言われています。
日本に鉄道が開通したのは、明治5年
5月に品川駅—横浜駅間(現在の桜木町駅)で仮開通したあと、10月には新橋駅—横浜駅間で正式に運行が始まりました。
では「駅弁の発祥はどこか?」と言えば、これは、「明治10年に栃木県宇都宮駅で、竹皮に包んだ梅干し入りのごま塩握り飯にタクアン付きがホームで販売された」いう説があります(定かではありません)が、少なくとも明治20年代には全国各地に登場しています。
明治に発し今も私たちが食べられる駅弁の代表格が、静岡県静岡駅で販売されている
「元祖鯛めし 」 。
桜飯の上に鯛のそぼろが全面敷き詰められたその駅弁は、明治25年に発案され、明治30年(1897年)に「上等御弁当鯛飯」として販売されました。
すぐに大変な人気を集め、現在も変わらぬ静岡名物駅弁として愛され120年を迎えようとしています。
ちなみに駅弁は、鯛めしのように単品の食材をメインにして、名前にもその食材を前面に打ち出した物は「特殊弁当」、ご飯を中心に様々なおかずが入って名前も「幕の内弁当」や「お弁当」、と言うものは「普通弁当」と2つに大別されるそうです。
さて今回は、お弁当の副菜として大活躍!
作りおきおかずにおすすめの「干しシイタケの含め煮」をご紹介します。
年末年始に購入して残っている干しシイタケはありませんか?
このレシピで、ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の麺料理と言うと、真っ先に思い浮かべるのは冷麺でしょうか?
実際は冷麺以外にも、麺類はバラエティに富んでおり、日本の「そうめん、そば、うどん」のような物があります。
韓国では、うどんのことを「カルグクス」と言います
カルは「包丁」、グクスは「麺」の意味で、ところてんのように押し出して作る冷麺とは違い、カルグクスは切り麺です。
カルグクスの歴史は古く、中国の唐時代に朝鮮に伝わり、普及したと言われています。
ただ、中国と違うところは、中国の麺は小麦粉だけを使用していたのですが、李氏朝鮮時代はそば粉を主原料に小麦粉を混ぜていました
現在は小麦粉のみとなっています。
麺の作り方は、小麦粉、塩、水をこねて細く切り分けます。
生地に卵を練り込む場合もあります。
スープは、煮干しや昆布で取っただし、または、牛肉や鶏肉で取った物を使用。
味付けはニンニク、薄口しょうゆ、塩が一般的です。
具は韓国かぼちゃ、きのこ、海鮮、スープに使った牛肉や鶏肉などが多いですね
また特徴的なのは、打った麺をスープにそのまま入れて煮込むこと。
小麦粉のお陰でとろみがつくため、アツアツが長く続きます
それでは、本日はちょっと目先を変えて「キムチうどん(キムチカルグクス)」のレシピをご紹介致します
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
新しい年になり、心機一転
「今年はこれをがんばろう!!」といった目標をスケジュール表のスタートページに毎年書き込み、勢いだけはある私ですが・・・
皆さんはいかがですか?
さて、そんな1年の目標話で盛り上がっていたとき・・・
「今年は食習慣を見直したいのよね」と言っていた友人がいました。
夫婦揃ってお酒好きのため、毎晩の晩酌がやめられず、どうしても夜食を取ってしまうことが習慣になってしまい、健康診断の結果に反映されてしまったとか・・・
確かに、食習慣(食事時間や好きな食べ物)はやめられなくなってしまう・・と言うことがありますよね。
例えば、夕食後の甘いデザート だったり、小腹がすいたときのつまみ癖だったり・・・
でも、食事はある程度自分の意志でコントロールできるので、「食習慣を見直そう!」と決めたら、一度に全部やろうとしないで、できるところから目標を立てて実践してみましょう。
小さな成功を積み重ねていくと、それがいつのまにか定着し、習慣化してきます。
例えば、夕食後のデザートがやめられないときは、カフェオレやココアなどのドリンク や果物など適度に甘みのある物に変えてみる
毎晩の晩酌がやめられないときは、おつまみを高カロリーな物からライトな物に変えてみるなどしてはいかがでしょうか。
最初はなんだか物足りなくて、つい手が出てしまいそうになるのですが、そこは少し我慢し、頑張ってセルフコントロールしましょう
慣れると物足りなさを感じなくなり、現状に満足できるようになります
これは、食時を取る時間にもあてはまります
間食をしてしまうと、どうしても食事時満腹になってしまい、決まった時間に必要な量を取ることができなくなります。
そして、真夜中などの変な時間帯に空腹になる・・といった悪循環に陥りかねません
1日3食、決まった時間に取るようにしましょう。
こうしてリズムのとれた食事をしていると、身体が軽くなり、より元気に毎日を過ごすことができるようになるはずです
さて、本日のレシピは根菜と厚揚げを組み合わせた「根菜のあったか煮込み」をご紹介します。
ココロもカラダも大満足の煮込み料理をぜひお試し下さい。
あけましておめでとうございます
管理栄養士/フードコーディネイターの吉田由子です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、新年早々おめでたい空気に水を差してしまうようですが
今年は4月に消費税増税を控えていますね。
昨年からの食品の値上げに続く家計の大ピンチ です。
ですが、ピンチはチャンス
今こそ主婦の腕の見せ所ですよ
そこで、今回は『家計に優しい料理術』をご紹介します。
これは、豚ロース肉をタマネギのすりおろした物に漬けこんでいる様子です。
豚肉に塩・こしょうをしてそのまま焼くと身が縮んで固く焼き上がってしまうことがありますよね。
不思議なことに、タマネギのすりおろした物を肉の表面に塗り、30分以上おくと肉がとてもやわらかくなるんです
肉に含まれるたんぱく質は、多くの種類のアミノ酸が数珠つなぎになっています。タマネギには、このアミノ酸のつながりを切り離す作用のある「たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)」が含まれています。
プロテアーゼは、タマネギの他にもダイコンやショウガ、塩麹やヨーグルトなどにも多く含まれています。
また、パパイヤやキウイ、パイナップルなどのフルーツにも含まれています。
ゼラチンを使ったゼリーを作るときに、キウイを生のまま使うと固まらなくなってしまいますが、これもゼラチンのたんぱく質を分解してしまう酵素の働きによるものです。肉がやわらかくなるだけではなく、旨みや風味もアップするので、リーズナブルな肉でも味わい深い一品に変身します
野菜や果物の酵素を利用した『家計に優しい料理術』をぜひお試し下さいね
さて今回はそんな裏技を使った 『豚肉のシャリアピンステーキ』をご紹介致します。
やわらかく焼き上がる絶品レシピで、お子様から高齢者の方まで食べやすいと好評です。
ぜひお試しを