2018/07/03
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
皆さんは「五味」という言葉を聞いたことがありますか?
五味とは、食材が持っている味を「酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ/塩からい)」の5種類に大別した物。
中医学では、それぞれの味によって、各臓腑に働きかける作用が分かれ、五味を過不足なく摂取すると、身体の機能を高めると言われています

酸味―肝:引き締める作用。レモン、梅、酢など。
苦味―心:身体の熱を取って冷やす作用。お茶、ゴーヤ、ぎんなんなど。
甘味―脾:疲れを取って回復する作用。砂糖、穀類、肉類など。
辛味―肺:発汗作用、血行改善作用。ネギ、唐辛子、山椒など。
鹹味―腎:しこりや固まりをやわらかくする作用。塩、昆布、アサリなど。
五味は、酸味をはじめとして、右回りに苦味、甘味、辛味、鹹味をそれぞれ5角形に割り当てると、その並び順で働きを助ける関係(相生/そうせい)、働きを抑える関係(相克/そうこく)が見て取れます。
例えば、肝に影響する酸味は、適度に摂取する分には肝に対してプラスに働きますが、摂りすぎると肝と相克の関係にある脾に対してマイナスの働きとなります。
脾は甘味の影響を受けるため、酸味の影響を打ち消す甘味を補うと調和が取れるのです
これは料理の味付けにも言えることで、酢の物を作るとき、酸味が強ければ甘味を足し、逆に甘味が強ければ酸味を足すなど、酸味と甘味のバランスが良いとおいしく感じます。
また、タマネギやゴーヤなど、苦味のある物を塩で揉むと味がマイルドになるのも、苦味に対して鹹味が相克関係であると説明が付きます。
すべてが五味の理論に当てはまる訳ではありませんが、普段何気なく味付けをしている料理も、実はこういった理論に基づいていると分かると面白いですね
料理の味付けをする際、五味のバランスを取る方法は参考になるので、頭の片隅に置くと良いでしょう
さて今回は、「黒米サラダご飯」のレシピをご紹介します。
野菜と黒米を入れて、いつものご飯をヘルシーに。
サラダ感覚で食べられるご飯です。
味付けするときは、五味のバランスを考えて作ってみて下さい

皆さんは「五味」という言葉を聞いたことがありますか?
五味とは、食材が持っている味を「酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ/塩からい)」の5種類に大別した物。
中医学では、それぞれの味によって、各臓腑に働きかける作用が分かれ、五味を過不足なく摂取すると、身体の機能を高めると言われています


酸味―肝:引き締める作用。レモン、梅、酢など。
苦味―心:身体の熱を取って冷やす作用。お茶、ゴーヤ、ぎんなんなど。
甘味―脾:疲れを取って回復する作用。砂糖、穀類、肉類など。
辛味―肺:発汗作用、血行改善作用。ネギ、唐辛子、山椒など。
鹹味―腎:しこりや固まりをやわらかくする作用。塩、昆布、アサリなど。
五味は、酸味をはじめとして、右回りに苦味、甘味、辛味、鹹味をそれぞれ5角形に割り当てると、その並び順で働きを助ける関係(相生/そうせい)、働きを抑える関係(相克/そうこく)が見て取れます。
例えば、肝に影響する酸味は、適度に摂取する分には肝に対してプラスに働きますが、摂りすぎると肝と相克の関係にある脾に対してマイナスの働きとなります。
脾は甘味の影響を受けるため、酸味の影響を打ち消す甘味を補うと調和が取れるのです

これは料理の味付けにも言えることで、酢の物を作るとき、酸味が強ければ甘味を足し、逆に甘味が強ければ酸味を足すなど、酸味と甘味のバランスが良いとおいしく感じます。
また、タマネギやゴーヤなど、苦味のある物を塩で揉むと味がマイルドになるのも、苦味に対して鹹味が相克関係であると説明が付きます。
すべてが五味の理論に当てはまる訳ではありませんが、普段何気なく味付けをしている料理も、実はこういった理論に基づいていると分かると面白いですね

料理の味付けをする際、五味のバランスを取る方法は参考になるので、頭の片隅に置くと良いでしょう

さて今回は、「黒米サラダご飯」のレシピをご紹介します。
野菜と黒米を入れて、いつものご飯をヘルシーに。
サラダ感覚で食べられるご飯です。
味付けするときは、五味のバランスを考えて作ってみて下さい

