2019/01/23
こんにちは


韓国料理研究家の本田朋美です。
昨年の12月に韓国の地方都市、慶尚北道(キョンサンプクド)聞慶(ムンギョン)に行ってきました!例年に比べて暖冬でしたが、雪の名残があり、朝晩の冷え込みが厳しかったです

こういうときは、温かい鍋や辛い料理で体の芯からポカポカしたいものですね。今日はこの冬、特に食べたい「韓国料理」をご紹介致します



日本で高級食材と言われる「フグ」

韓国にはリーズナブルなお値段でフグを味わえる専門店があります

韓国の知人が連れて行ってくれた、ソウルのフグ専門店で塩とコチュジャン味の炭火焼きを頂いたのですが、口の中に入れるや否やジワッ〜と旨味が広がり、プリプリとしたフグの食感がクセになるおいしさでした


焼き物のあとは、フグのアラでダシを取った鍋を頂きました

塩味は「チリ」と言い日本語が語源です。唐辛子が入った物は韓国語で「メウンタン」と言い、直訳すると辛いスープと言う意味です

他の白身魚の場合、韓国の方は一般的にメウンタンにすることが多いのですが、フグは「チリ(塩味)」を選ぶ方も多いとか

チリ(塩味)の場合、刺身醤油または酢コチュジャンにフグの身を付けて食べるのが韓国スタイルです


そしてシメにはご飯を投入


フグの味がしっかりと浸み込んでいるため、お腹が一杯でもペロッと食べてしまいました


一年中食べられるカムジャタンですが、豚背骨に付いている肉を削ぎつつ、ジャガイモ、エゴマがたっぷりと入った辛いスープを飲み干すと、一気に身体が温まります

フグよりも庶民的な価格なので、学生たちに大人気の鍋料理です
冬の代表的な食材である「アンコウ」。日本と同じように鍋でも頂きますが、圧倒的に人気なのが、たっぷりの豆もやしとともに辛く味付けされたアンコウ蒸しです

韓国では、口から火を噴きそうな辛口が大人気だとか


ヒーヒー言いながらもついつい食べてしまうのが、アンコウ蒸しです

スンドゥブチゲも一年中食べられる汁物ですが、「カキ入り」はまさに冬ならではの物。プリプリのカキの味わいが豆腐にしっかり浸みています

上記で紹介した3品は、大勢で食卓を囲むときに食べる韓国スタイルですが、スンドゥブは一人でも気軽に専門店に入って、召し上がることができるので、一人旅のときは、ぜひ入ることをおススメします

まだまだ、ご紹介したい冬のおススメ韓国料理はたくさんありますが、本日は最後にこちらのレシピをご紹介します

今の時期にぴったりな一品「カキと牛肉の鍋」です

韓国では海鮮と肉類を合わせる料理がとても多いのが特徴


カキ好きの方は、ぜひ一度お試し下さい

