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本田 朋美先生のブログ

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国には「チョルミョン」と呼ばれる冷麺に似た麺料理があります。チョルは「シコシコ」、ミョンは「麺」の意味です

冷麺は、北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)が発祥の料理。
1849年に刊行された、朝鮮の年中行事や風俗を記した書「東国歳時記(トングクセシギ)」に冷麺についての記述があるほど、歴史深い料理です

2018年9月に行なわれた南北首脳会談の晩餐会で、北朝鮮を代表する料理として冷麺が振る舞われたのは記憶に新しいですねyes

それに対してチョルミョンの歴史は浅く、1970年頃、韓国の首都ソウルに隣接する都市・仁川(インチョン)で誕生したと言われています。


冷麺は、練り上げた生地を機械で押し出し、小さな穴が開いたプレートを通して細長い麺に加工されます。
ある日の冷麺製造工場で、通常よりも大きな穴の開いたプレートで生地を押し出してしまう間違いが起きました

規定の物ではないため、廃棄処分されるところでしたが、それを知った近隣の飲食店が引き取り、コチュジャンで味付けをして混ぜ麺にしたことが、チョルミョンのはじまりという説があるのです。

もともと韓国には、冷麺の麺やそばにコチュジャンソースをかけ、たっぷりの野菜などと一緒に混ぜ合わせて食べる料理が浸透していただけに、チョルミョンは韓国の方たちにごく自然に受け入れられたようです

とは言え、冷麺の主原料はそば粉とでんぷんで、現在のチョルミョンは小麦粉が原料なので、間違いがもとで生まれたチョルミョンも、改良を重ねて現在の形に辿り着いたと考えられますenlightened

また、冷麺の専門店は数多くありますが、チョルミョンには専門店がなく、のり巻き屋さんや軽食店などで気軽に食べられる人気メニューのひとつです。

自宅で食べられるように、ソースと麺がセットになったインスタント食品もあり、ちょっとひと手間かけてソースを手作りする方も多いそうですよ。日本のうどんのような存在ですね

チョルミョンはコリアタウンの韓国系スーパーで購入できます。
冷麺とはまた違う食感を、試してみてはいかがでしょうか

さて今回は「スープチョルミョン」をご紹介します
チョルミョンの麺は、混ぜ麺として食べることが圧倒的に多いのですが、温かいスープにも合いますよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でスープチョルミョンのレシピをチェック!

本田 朋美先生

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