2019/02/26
こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
皆さんは「食品ロス」と言う言葉を聞いたことはありますか?
「食品ロス」「フードロス」とは、賞味期限・消費期限が過ぎて捨てられた食品や、食べ残しなど、本来食べられたはずなのに捨てられてしまう食品のこと。
日経新聞が「2018年はフードロス元年」と言う記事を掲載するなど、今、食品ロス削減が注目されています
今回は、
日本における食品ロスの現状
削減に関する試み
家庭でできる食品ロス削減の工夫
など、食品ロスに関する知識をご紹介します。
現在日本で発生している食品ロスの量は、年間約600万トン。日本人一人当たりに換算すると、「お茶碗約1杯分の食べ物」が毎日捨てられていることになります
食品ロスは、飲食店やコンビニ、食品メーカーなど、様々な場で発生しています。
イベント食材の大量廃棄のニュースが印象に残っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、実は食品ロスの約半数が、最も身近な「家庭」で起こっています。
食材別にみると、最も多いのは野菜、そして調理加工品、果物、魚介類です。
買いすぎて食べきれなかった、保存方法が悪くカビが生えてしまった、いつの間にか賞味期限が切れていた等々、思い当たる節がある方もいらっしゃるのでは
食品ロスを減らすために、企業では様々な取り組みが行なわれています
食品の賞味期限の表示を、これまでの「年月日表示」から「年月表示」に変更し、ロスを削減しようという動きが本格化しています。問題が発生しない範囲で賞味期間に幅を持たせることで、商品の廃棄や安売りを防止することが狙いです。
ペットボトル飲料や、調味料など、大手企業の商品のいくつかはすでに「年月表示」に切りかえ済みで、その他の企業も表示変更に向けて動きだしています
また、酸素に触れにくいパッケージを開発して賞味期限を延ばした事例など、製造方法やパッケージを改良することで、保存性を良くし、食品ロス削減に役立てようという動きも注目されています。
外食産業の食品ロスをシェアするアプリなども、各社からリリースされているようです。
もちろん、家庭でも食品ロス対策は可能です
食材は必要な量だけ購入する
値段が安いからと言って食材を買いすぎたり、在庫があることを忘れて重複して買ってしまうと、食材を腐らせてしまう原因になります。買い物に行く前に食品の在庫を確認し、必要な物を必要な分だけ購入しましょう
残った食材は別の料理に活用する
食材が中途半端に残ってしまったら別の料理に活用するなど、食べきる工夫をしましょう
(例:余った食パンはパン粉にする)
食材は丸ごと使いきる
野菜の皮や葉っぱ、切れ端なども工夫次第でおいしく食べることができます

※写真は「大根の皮」を使ったきんぴらです。
今回のレシピは、家庭で捨ててしまうことが多い「エノキの軸」と「長ネギの青い部分」を使った一品「エノキのステーキ」をご紹介します。
食品ロス対策は、食べ物を大切にすること、そして節約にも繋がります。
ぜひこれを機に、ご家族で食品ロスについて話し合ってみて下さいね

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
皆さんは「食品ロス」と言う言葉を聞いたことはありますか?
「食品ロス」「フードロス」とは、賞味期限・消費期限が過ぎて捨てられた食品や、食べ残しなど、本来食べられたはずなのに捨てられてしまう食品のこと。
日経新聞が「2018年はフードロス元年」と言う記事を掲載するなど、今、食品ロス削減が注目されています

今回は、



など、食品ロスに関する知識をご紹介します。


食品ロスは、飲食店やコンビニ、食品メーカーなど、様々な場で発生しています。
イベント食材の大量廃棄のニュースが印象に残っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、実は食品ロスの約半数が、最も身近な「家庭」で起こっています。
食材別にみると、最も多いのは野菜、そして調理加工品、果物、魚介類です。
買いすぎて食べきれなかった、保存方法が悪くカビが生えてしまった、いつの間にか賞味期限が切れていた等々、思い当たる節がある方もいらっしゃるのでは


食品の賞味期限の表示を、これまでの「年月日表示」から「年月表示」に変更し、ロスを削減しようという動きが本格化しています。問題が発生しない範囲で賞味期間に幅を持たせることで、商品の廃棄や安売りを防止することが狙いです。
ペットボトル飲料や、調味料など、大手企業の商品のいくつかはすでに「年月表示」に切りかえ済みで、その他の企業も表示変更に向けて動きだしています

また、酸素に触れにくいパッケージを開発して賞味期限を延ばした事例など、製造方法やパッケージを改良することで、保存性を良くし、食品ロス削減に役立てようという動きも注目されています。
外食産業の食品ロスをシェアするアプリなども、各社からリリースされているようです。



値段が安いからと言って食材を買いすぎたり、在庫があることを忘れて重複して買ってしまうと、食材を腐らせてしまう原因になります。買い物に行く前に食品の在庫を確認し、必要な物を必要な分だけ購入しましょう


食材が中途半端に残ってしまったら別の料理に活用するなど、食べきる工夫をしましょう


野菜の皮や葉っぱ、切れ端なども工夫次第でおいしく食べることができます


今回のレシピは、家庭で捨ててしまうことが多い「エノキの軸」と「長ネギの青い部分」を使った一品「エノキのステーキ」をご紹介します。
食品ロス対策は、食べ物を大切にすること、そして節約にも繋がります。
ぜひこれを機に、ご家族で食品ロスについて話し合ってみて下さいね
