江戸野 陽子先生のブログ
2019/04/18
こんにちは、野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
ここ近年話題のサバ缶

数年前からブームの兆しを見せており、2016年は生産量でサバ缶がツナ缶を抜き、2017年には売上高で快挙を記録したほどです。
これもそれも、メディアで「サバ缶を食べると、痩せるホルモンGLP-1の分泌が促進されるためダイエットに効果的」と紹介されたから。
そのため空前のサバ缶ブームが起きています



サバの水煮缶は、それだけで完成されている食材ではありますが、豆腐と合わせることで新たな食感になったのです

サバには脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)といった栄養素が豊富に含まれています

また、普通なら廃棄されてしまう皮や骨もやわらかくなっているので、生のサバより約43倍ものカルシウムが含まれているそうです。
栄養豊富でおいしいなんて、言うことなしですね


ハンバーグには木綿豆腐を選んでみて下さい

木綿豆腐は食感がしっかりしています。
水切りをすれば、さらにしっかりとした食感になるので、ハンバーグにピッタリです


できることなら、短時間で確実に水切りをしたいですよね。
そこで、豆腐の水切りを短縮するふたつの大技をご紹介します


そのまま放置しておいても勝手に水分が抜けていくのが豆腐ですが、電子レンジで加熱すると、そのスピードがぐんと上がるのです

鍋でゆでてから放置するより、断然早く水分が抜けます。
1丁をペーパータオルでくるんだら、深めの耐熱皿に置いて600Wで3分ほど加熱。
重しをしておけば、20分もすると皿にたっぷりの水分が排出されるはずです。

豆腐は切ると空気に触れる面が増えるため、水の抜けるスピードが格段に増します。
ハンバーグのように豆腐の形が崩れていても大丈夫な料理ならば、5㎝角ほどの「さいの目切り」にしてみましょう。
それをキッチンペーパーで包み、重しをすると、あっと言う間に水分がじゃぶじゃぶと出てきます


以上の手順で、賢く豆腐の水切りをしてみましょう。
さて!今回は、ヘルシーだけど食べ応えのバッチリな一品、「豆腐とサバ缶ハンバーグ」をご紹介します。
皆様も、ぜひお試し下さい。
