こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
ほど良い酸味に、なめらかな口あたりの「ヨーグルト」は、食欲がないときでも食べやすい食材のひとつです。
ヨーグルトと言えば、乳酸菌、ビフィズス菌など、善玉菌の宝庫

乳酸菌が「乳酸」を作り出すのに対し、ビフィズス菌は「乳酸」に加え、「酢酸」も作り出します。
この酢酸により、殺菌作用が高まり、悪玉菌をやっつけてくれるという特徴があるのです乳酸菌とビフィズス菌は、それぞれ活動領域が異なり、乳酸菌は小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働きます。
それぞれ種類も多く、ビフィズス菌とひと言で言っても、種類は50種類ほどあると言われています
また、人によって、腸内に存在する菌も異なるのです。どちらも悪玉菌の定着や増殖を防ぎ、腸内環境を整えます。
腸内を酸性に傾けることにより、腸内の腐敗を抑えたり、腸の運動を促進させて、便秘を改善させるなど、腸内環境を整える大切な働きをするのです。身体にとって、うれしい効用のあるヨーグルトですが、調理でも食材のおいしさをアップする働きがあります。
そのひとつが、「肉をやわらかくする効果」です。
乳酸が、肉の筋繊維をほぐし、細胞やコラーゲンの成分を含んでふくらみ、肉質をやわらかくします。鶏肉や牛肉との相性が良く、インド料理の定番でもあります。
タンドリーチキンは、この調理効果を活かしたお料理ですね
ヨーグルトに浸ける前、塊肉の場合は、フォークで穴をあけておくと、ヨーグルトが浸透しやすくなりますよ
マヨネーズを使用したサラダに、ヨーグルトを加えると、さっぱりとした仕上がりで、ひと味違ったおいしさに
デザートでは定番になっていますが、水切りヨーグルトは、濃厚なチーズケーキのようで本当においしいです
様々なヨーグルトが市販されていますが、使用されている乳酸菌やビフィズス菌の種類が、それぞれ異なっているので、ご自分の身体に合った物を摂るようにしましょう
また、善玉菌の栄養源になる、「オリゴ糖」を一緒に摂ると、よりヨーグルトの効果が期待できますよ!
さて、本日は、野菜と豆を、ヨーグルトとスパイスで和えた一品、「豆と野菜のヨーグルト和え」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい