こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
先月のブログでは、「たんぱく質は、いろいろな食品から摂ることでたんぱく質の「質」が上がり、効率よく身体づくりに利用されます。」とご紹介しました。
今回は、筋肉の原料である、たんぱく質の「質」についてご紹介します。
少し難しいかもしれませんが、覚えておくと効率の良い筋力づくりのための食事の摂り方のヒントになりますので、ぜひ覚えてください
さて、たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結合してできていますが、このうち、人の身体で作ることのできない9種類のたんぱく質を「必須アミノ酸」といいます。
食品の必須アミノ酸の量とバランスを評価したものを「アミノ酸スコア」といいます。
「アミノ酸スコア」が100に近い食品ほど、良質のたんぱく質ということになります。
アミノ酸スコアは、「アミノ酸スコア表」というもので調べることができます。
鶏卵・牛乳・肉の赤身・魚類の一部などは、アミノ酸スコアが100の優秀食品です。
じゃあ、他の食品はダメなの?というと、そうではありません。
例えば、米のアミノ酸スコアは68と少々低めですが、不足している必須アミノ酸を含む大豆製品を一緒に摂ると、アミノ酸スコアは100になり、効率よくたんぱく質が利用され、筋肉がつくられます。
効率よく筋力をつけるため、アミノ酸スコアが100になる食材の組み合わせを意識した食事を心掛けましょう