管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
残暑が厳しいこの時期は、火を使った調理をなるべく控えたいと言う方も多いかと思います。
そんなときに便利なのが、さっと使えて栄養価の高い野菜

スプラウトは、年中安定した価格で手に入り、苦味などがなく、根を切り落として洗うだけで食べることができる便利な食材です。
キッチンでの栽培にチャレンジした方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、「スプラウトの種類や栄養価、オススメの食べ方」をご紹介します。

スプラウト人気のきっかけとなったのが、「ブロッコリースプラウト」
ブロッコリースプラウトは、ガンの予防効果が期待できる「スルフォラファン」と言う成分が、ブロッコリーの10倍も含まれていると注目を集めました
スルフォラファンとは、ファイトケミカルの一種で、解毒力や抗酸化力を高める作用があることが報告されています。
また、植物の新芽の総称でおなじみの、「モヤシ」や「カイワレ大根」、「豆苗」などもスプラウトの仲間です。スプラウトには、いろいろな種類があり、次のような物があります。
レッドキャベツ
赤紫色の軸が特徴的。
見た目が鮮やかなので、料理の彩りにぴったり。
キャベツに似た甘みがあり、クセがないので幅広い料理に合う。マスタード
西洋辛子菜(マスタード)のスプラウト。
ピリッとした辛さがあり、ソーセージなどの肉料理や、卵料理によく合う。
ガーデンクレス
ガーデンクレスと言う野菜のスプラウト。
わさびのような、ピリッとした辛さが特徴。ひまわり
太めの茎と、肉厚な葉が特徴。
硬めなので、さっと湯がいてから食べると良い。アルファルファ
中央アジア原産の牧草のもやし。
「ムラサキウマゴヤシ」とも呼ばれる。
食べ比べをしたくなるようなラインナップですねスプラウトは、生食が基本です。
生食の場合は、加熱による栄養素の損失を防ぐことができます。
ドレッシングやオイルを使うと、脂溶性ビタミンの吸収率を高めることが可能
軽く水洗いして、サラダやメインの付け合わせ、サンドイッチの具材にするのがオススメ。
カルパッチョなどのお料理の付け合わせにしたり、生ハム巻きにすれば、簡単に食卓が華やかにまた、生食だけでなく、味噌汁やスープにも良く合います。
しっかりと火を通す必要がないので、時短調理の心強い味方です。
竹輪の穴に詰めたり、卵焼きに入れれば、彩りもプラスされてお弁当にぴったり!
また、日常使いだけでなく、ホームパーティーでも大活躍してくれますよ
今回ご紹介したように、いろいろな種類のスプラウトがありますので、やわらかさ、彩り、味など、それぞれの特徴を活かして、調理を楽しんでみて下さいね
さて、本日のレシピは、秋らしいキノコとスプラウトを使った温かいサラダ、「キノコのホットサラダ」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい