料理家の先生がつづるお料理ブログ
料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

本田 朋美先生のブログ


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国には、「花」の文字が入る料理や飲み物があります。
韓国語で花は、固有名詞の場合「コッ」と言い、漢字語では「ファ」と言うのです
 

enlightened実際に花を使っている料理から、花に例えている物もありますので、いくつかご紹介致します。


花酒(ファジュ)

高麗時代の高級濁酒。
梨の花が咲く頃にもち米と麹で仕込む酒で、見た目が梨のように白いことから命名されています

朝鮮半島で米の酒造りが始まったのは紀元前で、祭事には欠かせませんでした。高麗時代に入ると、王宮での宴会や仏事で季節の花を浮かべた花酒を振る舞い、王様から贈りものとしても使われたのです。

水があまり入らず、ヨーグルトのようにとろりとしているため、スプーンで食べるように味わう物。

昔は、女性が男性の前で堂々とお酒を飲めなかったので、スプーンですくうスタイルが誕生しました。


花煎(ファジョン)

三国時代から続いている風習で、旧暦の三月三日に、野山で愛でながら摘んだツツジの花で作る「焼きもち」のこと。

また、旧暦の九月九日には、菊を摘み取って、もちや酒にし、長寿に願いを込めたと言われています。


花菜(ファチェ)

フルーツポンチに近く、現在でも女性や子どもたちが愛するデザート。

旧暦九月九日には、菊の花煎(ファジョン)や菊花酒(キクカシュ)を楽しむ他に、ハチミツ水に梨、ユズ、ザクロ、松の実を入れた、「花菜」も食べられました。

伝統的なスタイルから、スイカ、イチゴなどの季節の果物を使ったりと、バラエティに富んでいます


煎油花(ジョニュファ)

主に、肉や魚に衣を付けて焼き、王様の食膳に出された物

一般的に韓国では、チヂミのことを、「ジョン」と言います。
発音するときは「ジョニュファ」ですが、ハングルの書き方ですと「ジョンユファ」となり、旧正月やお盆には欠かせません。


花飯(ファバン)

ビビンバのことを朝鮮時代には、「骨董飯(コルドンバン)」、または「花飯」と呼んでいました

ご飯の上にのるナムルなどの具材が、花のように美しく見えることから命名されたと思われます。


名前の由来を辿ると、奥が深いですね


さて、本日のレシピは、ザクロ酢と炭酸水をベースに、果物ともちを入れた、「ザクロ酢花菜(ファチェ)」をご紹介致しますyes

辛い韓国料理を食べたあと、口の中がさっぱりするデザートです。
皆さんも、ぜひお試し下さい
 


レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でザクロ酢花菜(ファチェ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

前へ ブログ一覧ページへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。