こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
暑さがひと段落し、朝夕がちょっと肌寒いなと感じられる季節となりました。
季節の変わり目は、なんとなく身体がだるいなど、疲れのサインがでることがあります。
疲れとは、痛み、発熱と合わせて「三大生体アラーム」と言われるように、身体から発せられるアラームです

身体から疲れのアラームが発せられたときは、一度立ち止まって、心と身体をリセットしましょう。

疲れの原因は肉体的なもの、精神的なものと様々ですが、東洋医学では、疲れの原因は「気」の乱れや不足でおきるため、睡眠や食事で「気」を補うことを優先します
「気」は目に見えないものなので分かりづらいのですが、私たちのパワーの源と捉えて下さい。
元気、やる気など、「気」が付く言葉からも想像ができるかと思います。
気が不足しているとき(気虚)は、ヤマイモなどのイモ類、豆類、米(もち米)、鶏肉、まぐろなどの食材がオススメ。
気の不足により、胃腸の働きが衰えているときは、スープ、リゾットなど、温かく消化しやすいお料理をよく噛んで頂くようにします。
また、気の流れが滞っている場合(気滞)は、気の流れを良くする香味野菜(シソ、春菊、ミント、パセリ)や酸味の物(レモン、酢)を加えると良いですよ
西洋医学では、疲労にかかわるのは「活性酸素」だと言われています。
細胞が活性酸素によって傷付けられ、疲労因子FF(タンパク質の一種)が発生。
FFは疲労回復物質FRによって修復されますが、処理しきれないFFは、HHV(ヒトヘルペスウイルス)を活性化させ、それが「疲れた」と言うシグナルになるのです。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類といった、抗酸化作用のある食材、ビタミンB群や疲労の回復に良いとされる成分、「イミダゾールジペプチド」を含有する鶏肉(むね肉)などを料理に取り入れると良いですよ。
また、疲労は食事だけでは軽減できないので、適度な休息、リフレッシュを図りながら、疲労を溜めないように早めの対応を心がけましょう。
さて、本日のレシピは、「豆乳サフランベジとチキンのスープ」をご紹介致します
皆さんもぜひ、お試し下さい