こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
先日、女子大学生にクッキングのアドバイスをしていたときのこと。
まるまる1個のカボチャを目の前に、どうやって切ったら良いのか悩んでいる様子でした。
カボチャのヘタの部分に包丁を入れてくりぬき、カボチャの筋に沿って包丁を入れていけば、それほど力を入れずに切ることができるとお伝えしたのです

今まで、切ることに時間がかかり、調理時間が延びてしまうことが悩みの種だったようで、「ちょっとしたコツがとても勉強になった」と嬉しいコメントを頂きました


料理の第一段階である「切る」という作業。
仕上がりの味や見た目にも影響するため、切る作業はいい加減ではなく、丁寧に行なうことが大切ですが、調理時間にもかかわってくるので、手際の良さも必要です。
まな板の上にのった素材の状態が不安定であると、切りづらい場合がありますので、まな板にのる部分が平面になるように包丁を入れましょう
素材がまな板の上に安定してのっていると、小さい子でも安全に切ることができますよ。
また、トマト(ミニトマト)は、包丁で表面に少し切り込み(きっかけ)を入れ、引くように包丁を動かすと、すっと切ることが可能
押すように力を入れてしまうと、ぐちゃっとつぶれてしまうので、スッスッと包丁を入れましょう。
ニンジンなど、棒状の野菜は、終わりの方に近づくほど斜め薄切りにしづらさを感じますね。
その場合は、向きを変え、終わり部分を包丁の方に持ってくるとやりやすいです
また、食材には繊維がありますが、繊維に沿って切った場合には、繊維が断たれることがないので、シャキシャキの触感に
繊維を切るようにカットすると、口当たりがやわらかい感じになります
ニンジンを千切りにする場合、縦に3等分ぐらいにしてから千切りにすると、繊維が残り、マリネなどの食感がシャキッとするのでオススメ。
一方、斜め薄切りにしてから千切りにすると、繊維が断たれ、火を通したときに味がしみやすく、よりしんなりします。
できあがりの料理に応じて切り方を変えてみると、食感や火の通りに違いが出ておもしろいですよ
さて、本日は「高野豆腐のミートローフ」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい