2020/03/31
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です

今年は、地域によって開始時期や終了時期に差はあるものの、3月初旬から幼稚園、小学校、中学校等の一斉休校が行なわれています。
そのまま春休みに入る学校も多く、思いがけず長期のお休みになってしまいそうですね。
保護者の方がお仕事に行かれている間、留守番をしているお子様が、冷凍食品やお弁当、作り置きのおかずなどを、電子レンジで加熱して食べる機会も増えるのではないでしょうか。
電子レンジは、「温める」、「ゆでる」、「蒸す」、「煮る」などの様々な調理を手軽にしてくれるだけではなく、「食材の旨み」も引き出してくれるという利点もあります。
しかし、使い方を間違えると、火災や爆発と言った大きな事故を起こす可能性もあるのです

そこで、今回は、電子レンジをより安全かつ、便利に使うための基礎知識をご紹介します。

電子レンジは、電磁波で加熱する調理器具。
特徴は、以下の3つです。
■ 電磁波は金属にあたると跳ね返る
■ 水分のない物は通過する
■ 水分に吸収され、時間が経つと消滅する
この性質が活かされ、庫内の電磁波は食品の水分に当たり、1秒間に24億5,000万回というスピードで水分を振動させ、食品を加熱するのです。





留守番中のお子様に危険が及ばないためにも、電子レンジを使用する際は、必ず容器が耐熱性の物かどうかを確認しておきましょう。

電子レンジを使うとき、時間や温度を感知して、自動で温めてくれるオート機能が便利ですが、「500Wの場合は約3分、600Wの場合は約2分20秒」のように、「ワット数」や「加熱時間」を指定して調理する場合もあります。
500〜800Wはガスコンロの「強火」に相当します。
調理済みの料理や、料理の下ごしらえなど、様々な用途に使うことのできる電子レンジの基本の「ワット数」。
100〜400Wは、ガスコンロの「弱火〜中火」に相当します。
煮物の調理や解凍、吹きこぼれが心配なときに設定します。
「ワット数」の違いを理解するとより安全に調理をすることができますよ。

イモ類やドライフルーツは、水分が少なく、そのまま加熱すると焦げてしまうことがあるため、水に浸けて食材を濡らしてから電子レンジで加熱するようにしましょう。
また、卵、レバー、イカ、ソーセージ、たらこ、トマト、ブドウなどは、そのまま加熱すると爆発してしまうことがあるので要注意です。
電子レンジで加熱する場合は、殻や皮をむいたり、竹串などで穴を開けるなどして、蒸気が食材のなかにこもらないようにしてから、加熱するようにしましょう。
今回ご紹介している「サバ缶とトマトのレンジピラフ」は、包丁いらず!
電子レンジを使って作れるので、お子様にも簡単に作れるピラフです。
ぜひお試し下さい

