2020/08/19
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです

お菓子作りやお料理に欠かせないお砂糖。
スーパーの棚を見るといろいろな種類があり、購入を迷ってしまう

お砂糖の種類により、お菓子の仕上がりやお料理の味、見た目に違いが出るので、用途に合わせたお砂糖使いをすると良いですよ

例えば、きび砂糖(粗糖、きび糖)は最低限度の純物を取り除き、結晶化しているので、ミネラルやカルシウムなど本来の栄養素が含まれています。
味わいはまろやかなコクがあり、さとうきび本来の風味があります。
仕上がりのお料理には色や照りがつきやすくなります

一方で白砂糖は精製されているので、純白となり、栄養分はほとんどなくなりますが、クセがないため、料理、お菓子作りにと幅広く使うことができます

さて、白砂糖でも、グラニュー糖、上白糖、粉砂糖など種類が分かれますね。

サラサラしていて、さっぱりした甘さが特徴です。
紅茶やコーヒーなど素材の味を活かす物に向いています


糖液が付着しているので、きめが細かくしっとりしていて、甘みもグラニュー糖よりも強く感じます。
日本で一般的に使用されているお砂糖の半分は上白糖と言われています。

砂糖のみの場合はとても溶けやすいのが特徴です。
今回、ご紹介するカステラを例にとって、それぞれのお砂糖を使ったときの仕上がりをご説明しましょう。

生地が多少、重たくなり、素朴な味わいになり、見た目は少しくすんだような色に仕上がります


ふわっと軽い食感に仕上がり、きれいなカステラ色に焼き上がります


生地がしっとりとし、グラニュー糖に比べて焼き色がつきやすくなります

同じ原料のお砂糖でも仕上がりに違いが出て面白いですね

カラダのことを考えて普段は未精製の砂糖を使用し、お菓子作りのときは精製された砂糖を使用するなど、ご自分の用途に合わせて種類をそろえておいても良いかと思います

今回のレシピはグラニュー糖を使った
「ふわふわカステラ」をご紹介します
