江戸野 陽子先生のブログ
2020/08/28
こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です

夏バテ予防に、「豆乳」がおすすめなことをご存じでしょうか?
暑くなると食欲が落ち、タンパク質の摂取量が減ってしまう傾向に

タンパク質と言えば、肉・魚・大豆や大豆製品・卵・乳製品などに多く含まれており、元気で健康な体づくりには欠かせない成分。
暑いからと言って、食事を簡単に済ませてしまう方も多く、たんぱく質が不足すると夏バテになりやすいと言われています

そこでおすすめしたいのが豆乳です

大豆由来だから低カロリー。
飲むだけなので簡単に必要な栄養が摂れるんです。


タンパク質は、基礎代謝をアップする働きに加え、筋肉の疲労を回復させる効果や、体力の温存効果、そして身体の持久力を向上させる効果があります。
また、豆乳に多く含まれるビタミンBにも注目です。

糖質をエネルギーに変え、体内の老廃物の代謝を行ない、疲労回復の働きがあります。

主に脂質をエネルギーに変える働きがある。
摂取することで栄養の吸収率がアップし、暑さに耐えられるエネルギーを作ります。
発育のビタミンとも呼ばれ、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生にかかわります。
この他、鉄分、レシチン、イソフラボンなどの健康効果の高い栄養素が含まれています。

さて、売り場にいくと色んな物がありますが、どれを選べば良いか分かりますか?
豆乳は大きく分けて3種類。
大豆固形分の割合(大豆たんぱく質換算の割合)、調味料と添加物の有無で分けられています。
それぞれの特徴をザッと説明しましょう。

大豆固形分8%以上(大豆たんぱく質換算3.8%以上)。
砂糖や油などの添加物が使用されていないので大豆の味がしっかりします。
料理向き。

大豆固形分6%以上(大豆たんぱく質換算3.0%以上)。
砂糖や食塩、油などを加えて調整しているので口当たりがよく、飲みやすい。
飲料、あるいはお菓子作り向き。

・その他→大豆固形分4%以上(大豆たんぱく質換算1.8%以上)。
・果汁入→大豆固形分2%以上(大豆たんぱく質換算0.9%以上)。
お茶や果汁などが加わった飲料。
こうして比べてみたら分かるように、栄養を効果的に摂りたいなら無調整豆乳がおすすめです。
そして無調整豆乳の表示に注目してみましょう


ここには、豆乳の大豆固形分濃度が記されているので、数字が高い物を選ぶのがおすすめです。
無調整豆乳は、栄養面のメリットだけでなく、味もお墨付き。
大豆の風味がしっかりとしており、素材本来の甘みとうまみが味わえますよ


今回は豆乳をたっぷり使って、さっぱり&簡単レシピ「豆乳そうめん」を作ります。
豆乳に練りごまと味噌で作る豆乳ごま味噌だれと、豆乳にトマトと麺つゆで作る和風トマト豆乳だれを紹介します。
具をたっぷり用意して、夏バテ予防もばっちりの一品です
