こんにちは、料理家の野上優佳子です。
12月になり、そろそろ町中もクリスマスの準備が始まりました。
今年も終わりに近づいてきたなあと、なんだかワクワクするような、そわそわするような気持ちです
今から10年以上前、アメリカに住んでいた頃。
地元の公立小学校の付属幼稚園に通っていた次女に、絵本を読んで聞かせるのが毎晩の習慣でした。
それは、当時の私にとっても新しい発見が多く、実は一緒に学んだことが多くあります。
その中のひとつで、この季節の思い出として強く記憶に残っているのが「Happy Hanukkah(ハッピー ハヌカ)」というお祭りのこと。
ユダヤ教の年中行事のひとつで、光の祭りと言われ、クリスマスと同じ時期に行なわれます。
しかし、時期は一緒でも、その起源や祝い方はもちろん違います。
多民族国家ならば、その時期の祝い方や過ごし方も当然違うもの。
だからこそ、この時期の挨拶は「Happy Christmas(ハッピー クリスマス)」ではなく「Happy Holidays!(ハッピー ホリデーズ)」なのだなあ、と納得したことを覚えています。
ちなみにHanukkah(ハヌカ)のシンボルカラーは青と白(シルバー)で、ろうそくを8日間灯し、Dreidel(ドレイドル)と言う4面に文字が書いているコマで遊んだりします。
食べ物は、スフガニアという揚げドーナツのようなものや、ラトケスと言うジャガイモのパンケーキのようなものなどを食べます。
今回は、ラトケスと言う「ジャガイモのパンケーキ」をご紹介します。
シンプルな材料で、普段の朝ごはんにも応用できるので、ぜひお試しを