こんにちは、料理家の野上優佳子です。
2月の大きな行事と言えば節分と、「バレンタインデー」ですね〜
かつては「女の子が好きな男の子に告白の気持ちを込めてチョコレートをあげる」といった意味合いを持つ日でしたが、我が家の娘達を見ていると、どうもそうではない様子。
お友達や部活の先輩後輩と、「友チョコ」を交換し合います。
娘達は2人とも、それぞれ運動部の部長だったので、昨年はまさに山のような友チョコを、紙袋いっぱいにもらって帰ってきました。
もちろんお返しの友チョコも毎年数十個用意するわけで、恋のひそやかなドキドキ、なんてこととは無縁の、なんともにぎやかなイベントになっています
以前アメリカに住んでいたときは、学校でクラス全員分をそれぞれが用意して、皆で交換し合っていたので、むしろ今の友チョコ現象の方が、アメリカの子どもたちの過ごし方に似ていますね
そもそもバレンタインデーとは、イタリアの司祭・聖ヴァレンティノが殉職した日。
当時兵の勇敢さを保つ目的で結婚禁止令が敷かれていたローマにおいて、恋人たちの愛を成就させ、ひそかに結婚させていた聖ヴァレンティノが、ときのローマ皇帝によって死刑になったのが、2月14日なのですね。
だから世界各国で、この日を男女が愛を誓う日とされているのです
日本でバレンタインデーがチョコレートと結びついたのは諸説ありますが、女性から男性への贈り物としての形が定着したのは戦後になってから、というのは間違いないようです
さて今回は、「チョコレートタルト」をご紹介します。
手軽に作れて、失敗知らず。型崩れもしにくいので、ぜひお試しを!
普段のおやつにも、おすすめです