こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
さていよいよ、 2014FIFAワールドカップアジア最終予選が始まりましたね
約1年間に渡る長い戦いになりますが、ワールドカップ本選出場への切符を手にするため、代表選手とスタッフの健闘を心から祈りたいと思います
先般、あるテレビ番組に、サッカー日本代表の専属シェフが出演されていました。
その中で、サッカー日本代表監督のザッケローニ監督から「試合直後にロッカールームで選手たちがパスタを食べられるようにして欲しい。」という要望があったと明かしていました。
現在は、パスタではなく、特大おにぎり2個を提供されているようですが、日本人の食習慣と消化機能を考慮した結果なのかなと私は推測しています。
なぜ監督が「試合直後にパスタを〜」と要望されたかというと、ちゃんとした理由があります。
試合で酷使し、疲れた身体を速やかに回復させるためです。
運動後30分〜1時間以内に炭水化物と、炭水化物をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1とB2を摂取すると、速やかな疲労回復につながります。
おすすめの食品は、炭水化物摂取のために「おにぎり・シンプルなパン・バナナ」とビタミンC&クエン酸摂取のために「果汁100%のオレンジジュースまたはグレープフルーツジュース」です。
時間や身体的に余裕があれば、ヨーグルトや牛乳などをプラスするとたんぱく質も摂取することができます。
当初ザッケローニ監督が「パスタ」を指定して要望されていましたが、「パスタ」も炭水化物の摂取に適した食材のひとつです。
これは、「ペンネ」というショートパスタです。
「パスタ」とは、スパゲティー、マカロニ、ラザニア、その他貝やリボンなどさまざまな形をしたイタリア麺類の総称です。
「パスタ」は硬質の小麦粉を主原料にし、卵・塩・水などを加えて作られています。
米よりもエネルギーに代わるスピードは緩やかですので、試合の数日前〜前日にかけて食べるのがおすすめです。
よく噛むことで消化が早まりますので、ツルツルとした食感のスパゲティーよりも、ペンネなどのショートパスタを選ぶと、なおGOODですよ