こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
最近、エコやナチュラルクリーニングが流行っていますが、そんなときによく登場するのが重曹。
重曹とは、「炭酸水素ナトリウム(天然の無機物質)」で、弱アルカリ性のため、酸を中和する働きがあります。
一般的には、汚れを中和して分解し、浮き上がらせ、そこを拭き取ることにより、きれいにします。
アルカリ性である重曹は、酸性の油汚れを落とすことができるのです
ガスコンロなどの油汚れや、湯あか、生ゴミ臭などの防臭、茶渋落としなどにも大活躍です。
おすすめの使い方は、3通りあります粉状で使う
直接ふりかけたり、スポンジなどに付けて使います。
水に溶かしてスプレーで使う
200mlのゆるま湯に、小さじ2ぐらいを混ぜ合わせて、よく溶かしてから使います。
ペーストで使う
水と合わせて練って使います。(少し片栗粉を入れてもOK)
料理用と掃除用の重曹の違いですが、純度の高い順に医薬品、食品用(食品添加物)、工業用と分かれています。
掃除用には工業用を、料理には食品用を使いましょう
売り場がそれぞれ違うので、購入する際は、確認して下さい。
お菓子づくりの際、膨らませるという目的で似通っている食材と言えば、ベーキングパウダーです。
基本的に重曹は、ガス発生剤の炭酸水素ナトリウムのみが含まれています。
ベーキングパウダーには、重曹のガス発生のスピードなどを助ける助剤(複数の酸性剤)と、ガス発生剤と助剤が混ざり合わないようにする分散剤が含まれています。
炭酸ナトリウムは、アルカリ性で生地を黄色っぽく色付かせる作用があるので、どら焼き、茶まんじゅうなど、仕上がりの色を濃くしたい場合は重曹を使うと良いです。
バターケーキなど 重い生地をふっくらと仕上げたい場合はベーキングパウダーを使うと良いでしょう。