こんにちは、料理家の野上優佳子です。
暑い日が続きますが、夏バテなさっていませんか?
ついつい水分ばかり摂ってしまって、気が付けばなんとなく元気が出ない…なんてことも
そんなときでも、スープならスルスルっと口にできるのではないでしょうか。
夏バテ解消にぜひおすすめしたいのが、今が旬のモロヘイヤのスープ。
モロヘイヤは、若葉が食用としておなじみですね。
日本ではここ20年弱の間に普及しましたが、エジプトでは古代から食されていて「王様の野菜」とも呼ばれました。
エジプトの他、インドやアフリカ、中東などでも料理に使われます。
実はモロヘイヤの熟した種子などには強い毒成分があり、古くアフリカでは矢毒として用いられていたのだそう。
もちろん、ふだん私たちが食べる一般販売の物は、栽培管理され、ごく若い時期に出荷されているので、葉はもちろん茎の部分にも毒性はないので、ご安心を。
さてそのモロヘイヤ、特筆すべきはその栄養。
ホウレンソウや小松菜などの同じような青菜と比べても、カルシウムやβカロテン、その他ビタミン類も上回る栄養価です。
抗酸化作用で美容効果が高いと大注目の「ポリフェノール」も豊富なのですから、言うことナシです
今回は、このモロヘイヤを使ったスープをご紹介します。
鶏肉とクミン入りで、栄養満点で香り良い1品、ぜひお試しを。