こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で焼肉を注文すると、サンチュやエゴマの葉も一緒に出てくることがありますよね?
本場韓国では焼肉以外に、お刺身や煮魚でも葉野菜がテーブルにのります。
葉物でご飯や焼肉、魚などを包んで食べる料理を、総称してサムパプと言います。
サムは「包むこと」、パプは「ご飯」のことです。
高麗時代の14世紀までにはサムパプがすでにあり、農村で発祥したと言われています
サンチュでご飯と辛味噌を包み、口に押し込む食べ方は、畑仕事の合間で簡単に食事を済ませるのに好都合だったのです。
その後、朝鮮時代に入ってからは、肉も魚も包んで食べるようになりました。
韓国では、ナムルやキムチなど野菜を使った料理が豊富
その上に、サムパプという食べ方によってたっぷり野菜が食べられるので、韓国人の野菜消費量が多いのは頷けます。
包み用の野菜もバラエティに富んでいて、韓国で焼肉屋へ行った際に、生の青梗菜が目の前に出てきたときは、とても驚きました
韓国のスーパーでは、数種類の包み野菜がセット販売されています。
そのコーナーは広くスペースを取っていて、それだけ韓国人の需要があるんだなと納得
韓国旅行する機会がありましたら、スーパーでチェックしてみて下さい。
今日のレシピは、包みご飯のサムパプです。
辛味噌の作り方も掲載しましたので、ぜひお試し下さい。市販の物よりも、断然おいしいですよ