こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
洋風の煮込み料理などに欠かせない、トマト系調味料のひとつに「トマト缶」があります。
「トマト缶」には、「ホールトマト」と「カットトマト」の2種類があります。
なんとなく、カットしてある方が、切る手間が省けるから便利!という感じで手に取る方もいらっしゃるかと思いますが、実は調理によって使い分けるとおいしさがアップします
両方の缶詰とも完熟トマトを使用しているのですが、「ホールトマト」には細長いタイプの果肉のやわらかいトマトを使用していて、「カットトマト」には果肉のしっかりとした丸型のトマトを使用しています。
そのため、「ホールトマト」は煮込み料理など、時間をかけてじっくりと火を加える料理にむいていて、「カットトマト」はさっと煮るスープやそれほど時間をかけないで仕上げる料理、トマトの感触を残したい料理にむいています
「ホールトマト」を煮込みで使う場合は、果肉がやわらかいので、火が通ると木べらなどでつぶすだけでほぐれるので、あらかじめ刻んで加えなくてもOKです
また、加熱して使うイメージの強いトマト缶ですが、「カットトマト」は、ガスパチョやサラダなど火を通さない料理にもおすすめです
トマト缶は、完熟トマトが手に入らない時期でもそのおいしさが楽しめるので、ストックしておくと便利な食材です。
また、非常時の野菜不足に、保存食としてもおすすめです