こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
屋台料理として大人気の甘辛い「トッポッキ」 。
日本でも名前が浸透し、大人気の韓国料理となりました。
近年では、カルボナーラトッポッキもお目見えし、アレンジの幅も広がっています
トッポッキは餅炒めのことを指しています。
餅は昔から年末に作る風習があり、また供え物にするなど、お祝いや祭事の食べ物だったようです。時代を経て、餅炒めのトッポッキは朝鮮時代に生まれました。
とは言え、餅は高級品だったため、庶民の口に入ることはなく王様の食卓に並びます
トッポッキは宮廷料理だったんですね。
当時の味付けは唐辛子やコチュジャンを使わず、しょうゆベース。
朝鮮時代の後期に入ると辛い物が増えてきましたが、王様の食事は基本的に薄味だったのです。
現在の辛い味へと変化したのは、1950年代。
トッポッキタウンとして有名なソウルの新堂洞(シンダムドン)で、間食トッポッキが登場。
考案者はリアカーを引いて売り歩いたそうです。
また、元祖のトッポッキはジャージャー麺のソースとコチュジャンを合わせた物。
この味が庶民の間で人気となり、韓国の間食として定番の一品になりました。
トッポッキは、真夏にヒーヒー言いながら汗をかきつつ食べるのが醍醐味だと、個人的には思っています
熱い季節に汗をかいて健康管理するのが韓国スタイルですから、みなさまもぜひお試し下さい。
以前、宮中トッポッキの作り方はお伝えしましたよね?
そこで今日は、定番「トッポッキ」のレシピをご紹介致します