こんにちは。
料理家の野上優佳子です
外来種由来の果物や野菜、私たちが普段使う呼称は外国語名であることが多いために、逆に和名を聞いてもピンとこない物がよくあります
「オランダガラシ」
「西洋ぜり」
と呼ばれる野菜、皆さん、何か分かりますか
正解は、「クレソン」。 実はこれ、フランス語です。英語ではwatercress。
肉料理の付け合わせなどでもおなじみですね
ヨーロッパ原産の水辺を好む多年草で、白い花を付けます。
ピリリとちょっとした爽やかな辛みがあるのが特徴。
日本全国どこでも収穫されていて、耐寒性があり生命力が強いためにベランダガーデニングの中でも育てやすい物のひとつです
日本にやって来たのは明治時代の1870年頃、外国人居住地の食事用の食材として持ち込まれたのがきっかけと言われています。オランダからやって来たカラシ、という意味の和名からも推測できますね宣教師が日本各地で伝道活動をする際に持ち運ばれたことによって全国に広がったと、一説では言われています。
クレソンの辛みは、シニグリンという成分による物。
ダイコンや芽キャベツなどにも含まれている物で、利尿作用や食欲増進効果があります。
緑黄色野菜でもあり、カリウムやカルシウムも豊富
美容効果のある野菜ですので、単なる付け合わせとあなどらずに、しっかり食べることをおすすめします
クレソンを付け合わせにしておくのはもったいない!ということで、今回は自家製クレソンソースを使ったレシピ「自家製クレソンペーストとベーコンのパスタ」をご紹介します
ジェノベーゼ風のソースで、そのまま食べるよりもまろやかな味わい。パスタだけでなく、肉料理や魚料理のソースにもおすすめで、冷凍保存もできるのでとても便利です
栄養満点のグリーンソース、ぜひお試しを