こんにちは!
料理家の吉田由子です。
新米のおいしい季節ですね!
新米は、真っ白でつやがあって香りが良く、炊きたての新米をほおばると、
「あ〜 日本に生まれて良かった〜
」と感じます。
そこで今日は『新米と古米』についてご紹介します。
この時期になると、『新米』と表示されたお米がスーパーに並びますが、
『新米』はいつから『古米』になってしまうのでしょうか?国が決めた「米穀年度(べいこくねんど)」というお米の取引に関係する年度によると、毎年11月1日〜翌年の10月31日までの1年間を『新米』の区切りとしています。
だけどあれ? 私、つい最近九州産の新米を頂きましたよ・・・
最近は、新米の収穫が昔より早くなっているため、実情と合わなくなってきているという指摘もあるようです。
ちなみに、JAS法の「玄米及び精米品質表示基準」によると、収穫年の年末までに精白・包装された精米に限って『新米』と表示することができると決められています。
つまり、JAS法では『新米』と表示できなくなっても、『古米』ではないわけです。
う〜ん・・・ 複雑
さて、すっかり『新米』に立場を追われてしまった『古米』たち・・
ですが、新米ばかりが持てはやされているわけではありません。
お寿司屋さんでは、すし飯を炊くときの水分量が一定する。
寿司酢がしみこみやすい。
・・・などの理由で古米にこだわるお店が多いそうです。
チャーハンも、古米を使った方がパラッとおいしく仕上がりますよ。
『新米』も『古米』もありがたくおいしく頂きたいですね
さて、本日のレシピは『きのことトマトの焼きリゾット』をご紹介します。
リゾットは古米で作るのががおすすめ!
イタリアでは、リゾットが残ってしまった翌日に作るお料理ですが、日本では最近ちょっとしたブームになっています。
おもてなしにもおすすめの一品
ぜひお試し下さいね