こんにちは、料理家の野上優佳子です。
寒さ厳しい毎日、皆さんお変わりありませんか?
この時期には温かい飲み物が、本当に嬉しくなりますね。
昨年話題になったのが、温かい炭酸飲料
炭酸飲料=冷たい飲み物の既存概念を覆す新商品でした。
日本人である私たちにとってなじみ深い温かい飲み物と言えば何でしょう 。お茶や昆布茶、ゆず茶、コーヒー、ココア…。
お酒を見ると、熱燗、卵酒、甘酒・・・等もありますね 。
でも、炭酸や香辛料と組み合わせた温かい飲み物はあまり多くないような気がします。
だからこそ話題になったのでしょう。
海外を見てみましょう
クリスマス から冬 の時期に登場するのが、香辛料たっぷりのホットドリンクです。
例えばドイツの「グリューワイン」 は赤ワインとシナモンなどの香辛料を一緒に温めて作ります。
同じくドイツのウィーンの「プンシュ」は、リキュールや香辛料、柑橘類と一緒に温めるホットカクテル。
隣接国のベルギーには、 「グリュークリーク(リーフマンス社)」と言うホットビールがあり、60℃程度に温めて飲みます 。
まさに温かい炭酸飲料ですね。
こちらも、醸造過程でアニスやシナモン、クローブといった香辛料を入れています。
昨年の冬には、日本の大手ビールメーカーが黒ビール(スタウト)を温めて飲むスタイルを広告等に打ち出しました。
夏にキンキン冷たく冷やして飲むだけではなく、冬ならではのホットビールの楽しみ方を提案したんですね。
きっとこれからも、ホット炭酸や、新しいホットドリンクの楽しみ方がいっそう広がっていくような気がします。
さて今回は、私の大好きな冬の定番ドリンク 「ホットアップルサイダー 」 のレシピをご紹介します。
アップルサイダーは、イギリスではアルコール発泡飲料ですが、アメリカでは圧縮リンゴ果汁を指します。
今回はアメリカンスタイルで、香辛料を入れて作ります。
香り豊かで、体の中からじんわり温まる一杯、ぜひお試し下さいね。