こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
冷蔵庫に常備されている物のひとつに、 『卵』があると思います。
韓国でも卵は料理への応用範囲が広く、ビビンバ、スンドゥブチゲ、海苔巻きにも入れます。
具体的な卵料理が文献に登場したのは、1600年代の料理本「飲食知味方(ウンシクディミバン)」と「酒方文(チュバンムン)」です。
酒方文(チュバンムン)では、韓国語で水卵(スラン)と言って、ポーチドエッグの作り方を紹介しています。
この水卵(スラン)は、酢醤油を付けて頂きます
その他にはアルチムと言って蒸し卵の記述がされています。
釜のお米の上に卵をのせて一緒に蒸す方法です。
ちなみに、韓国では蒸すことを「チム」と表現しますが、必ず蒸し器を使うわけではありません。
人気の卵料理に「ケランチム」があります。
お店で食べたことがあると言う方もいらっしゃると思いますが、作り方はと言うと土鍋に卵液を入れて、直火で仕上げます。
家庭で「あと一品欲しいな」と思ったときに、さっと作れる料理のひとつですね。
また、卵焼きもよく作る料理です。
韓国の場合は、砂糖やだしは一切使わず塩のみで味付けしますので甘くありません。
お店で卵焼きを注文すると、みじん切りにした野菜がたっぷり入っていてケチャップがかかっていることが多いです。
オムレツと似ているかもしれませんね。
それでは、本日は、「韓国の卵焼き(ケランマリ)」のレシピをご紹介致します。