こんにちは、料理家の野上優佳子です
先月で震災から3年が過ぎました。
改めて防災について見つめ直したご家庭も多かったのではないでしょうか。
我が家も、非常用防災袋の中身を今一度確認してみました。
非常食としても大活躍する「缶詰」は、常温保存で約3年が賞味期限の目安。
ですから、震災後に詰めた缶詰は丁度入れ替え時期になりました。
※賞味期限は「おいしく食べられる」目安です。
水に浸かるなどで缶が腐食したりせず、冷暗所で正しく保管した場合には、保存期間が長くなっても食べることはできます。この技術は、200年以上前に皇帝ナポレオン率いる仏軍の食料保存を目的に作られた瓶詰めが最初と言われています。
これがさらにイギリスでブリキを利用した缶詰の発明へ、そしてアメリカに渡って製造ラインも本格化、南北戦争で軍用食料のニーズが高まり大量生産の時代を迎えます。
日本で作られたのは明治時代。
1871年に長崎の実業家・松田雅典氏が「いわしの油漬け缶」を手がけた物が日本製缶詰の始まりです。
その後、産業振興の国家事業のひとつとして、北海道・石狩市に初めて缶詰工場が建設され商業生産が開始されました。
石狩川に遡上したサケの缶詰が作られたそうです。
魚やフルーツ、野菜などの食料缶詰を始め、お茶やコーヒーなどの飲料缶、さらに瓶詰めも合わせると、日本缶詰協会によれば日本の国民1人あたりの年間消費量は約126缶
改めて、缶詰がとても身近な存在だと気付かされますね
さて、今回は缶詰のコンビーフを使った『コンビーフポテト』のレシピをご紹介します
コンビーフは、塩漬け牛肉を煮沸してほぐし、ミンチ肉や食用油脂・調味料を配合した物。
ジャガイモと一緒に組み合わせれば、メインにもおすすめの一品になります。
ぜひお試し下さいね