こんにちは、料理家の野上優佳子です。
新学期が始まって1ヵ月を過ぎ、お弁当生活も本格的に日常化する頃ですね。
我が家のお弁当、子供達にそれぞれ人気のメニューがありますが、サンドイッチもそのひとつ。
たっぷりの具を隅々までしっかりはさんだ分厚いサンドイッチは、家庭で作るからこそのおいしさ。
私も、作るのも食べるのも大好きです
サンドイッチが日本で普及するに至ったきっかけのひとつは、駅弁です 。明治に入り、食も数多くの西洋文化が日本人の日常に流れ込んでくる中、銀座や横浜、神戸などのデパート大食堂や高級洋食店 などにサンドイッチのメニューも登場しました。
でも庶民にはちょっと遠い存在だったようです。
そんな中、神奈川県を走る横須賀線大船駅で、1899年(明治32年)に駅弁としてハムのサンドイッチを、大船軒というお弁当屋さんが販売しました。
当時、第2代首相ともなった黒田清隆が懇意にしていたその店の創業者に、外遊の際に食べたサンドイッチの話をし、「駅で売ってみたらどうか」と助言したのがその始まりだったとか。
サンドイッチ駅弁は一大ブームを巻き起こし、瞬く間に全国各地に広まったそうです。
さらに1925年にはマヨネーズが日本で売り出され、終戦後は給食でのパン食
も始まり、各家庭で日常のメニューとして定着してきたのはこの頃からのようです。今ではすっかり、定番のお弁当メニューになりましたね。
さて今回は、様々なサンドイッチの中から「カツサンド」の作り方をご紹介します。
カツサンドは日本発祥のサンドイッチ
キャベツとトンカツ、そしてパンのコンビネーションは最高
普段のお弁当や行楽弁当でも、皆が大喜びする鉄板メニューです。ぜひお試し下さいね。