こんにちは。料理家の野上優佳子です。
7月10日は、なっ(7)とう(10)というすごく直球な!語呂合わせで「納豆の日」なのだそう
大豆を原料とした発酵食品である納豆の歴史はかなり古く、文献を見ると平安時代にはすでに登場しています。
たんぱく質をはじめに、さまざまな栄養が豊富で、日本人の食事のルーツのひとつといえるかもしれません。
納豆というと日本独特の食べ物のような気がしますが、大豆を発酵させたいわば納豆の仲間と言える食品は世界各国、特にアジア圏に多く見られます。
例えばインドネシアの「テンペ」は、ゆでた大豆をウッサールというカビ菌を持つ葉に包んで発酵させたもので、糸を引かない納豆、といえるでしょう。
日本のスーパーなどでも見かけられるようになり、よくブロック状に固めた状態で売られています。
中国の「トウチ」も日本の輸入食材店などでよく見かけますが、これは大豆に塩と麹を混ぜて発酵させたもの。黒くて、乾燥した状態のものです。
お隣の韓国には「チョングッチャン」という名前の、納豆と味噌の間のような大豆発酵食品があります。
ペースト状でチゲなどに使うのですが、これがとてもおいしい!(でも臭い)
そこで今回は、韓国人の友人直伝の、日本の納豆を使ったチゲをご紹介。
実は、調味料を一切使わないのです。
私も、初めて教えてもらったときはかなり驚きましたが、食べて納得。
ポイントは「サバの味噌煮缶」。
あー、もう今日は夕食作るのめんどくさい!というときの、秘密兵器レシピになること間違いナシです