こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
20年程前、韓国に暮らす知人に水産市場を案内して頂いたことがあります
当時は韓国ビギナーだったため、韓国料理=焼肉のイメージしかなかったので、知人が注文した料理が目の前に出てきたときはビックリ
ぶつ切りのテナガダコのお刺身で、ウネウネと動いていました。活き作りです。知人に勧められて、恐る恐る箸を付けてみました。
食べ方はと言うと、塩入りのゴマ油をほんの少し付けます。口の中でテナガダコが動くので、しっかり噛まないといけませんが、プリプリとした食感に、タコの甘みが感じられ、さらにはゴマ油の香ばしさが広がりました
韓国でのテナガダコ料理は刺身をはじめとして、バリエーションが豊富。鍋料理、スープ、和え物、炒め物などがあります。
鍋料理の場合は、牛肉と組み合わせることも
初めて食べる機会に恵まれたときは、味の想像がつかなかったのですが、テナガダコと牛肉の相性は良く、よりコクがあって奥の深い味わいが楽しめます。
鍋のお楽しみは、残ったスープにご飯を入れて完食すること。
韓国ではスープを少なめにして、しっとりとしたチャーハンに仕上げます。旨みがしっかりご飯に染み込んでいる上に、ゴマと海苔を加えれば風味が増すので、満腹でもチャーハンだけはなぜか別腹です
炒め物や和え物は、素麺が添えられていることが多いですね。
素麺と混ぜ合わせて食べることで、辛みが和らぎ食べやすくなります。
韓国に行かれたら、テナガダコ料理を一度召し上がってみて下さい。
旅行のお土産話になるのは、やはりお刺身ですね
それでは、本日のレシピをご紹介します。
「テナガダコ炒め」です。
レシピでは本場よりも辛みを抑えていますので、辛い物が好きな方はコチュジャンや粉トウガラシを増やしてみて下さいね
テナガダコが手に入らない場合は、マダコでも大丈夫です。