こんにちは、料理家の野上優佳子です。
もうすぐ4月ですね。
新生活を機に、一人暮らしで自炊生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
また、これまで自炊していた人でも、引越しなどでキッチンが変わると当然導線が変わってしまい、新しいキッチンに慣れるまではなんとなく思うように動けないもどかしさを感じたりしますよね
しかし料理の手際を良くするには、毎日毎日作り続けて慣れていくのがもちろん必須なのですが、ちょっとしたことを守っておくとよりスムーズになります
調理にとりかかる前にまずしておきたいことが、調理台と頭の中の整理です。
シンクの中の食器はすべて洗い、洗った物は棚に片付けてしまいます。
水切りカゴがあるのでしたら、水切りカゴの中も空にしておくと良いでしょう。
当たり前のことですが、この作業はとても大切なことです。
シンクと調理台、どちらもできるだけ作業スペースを広く取ることで食材をまとめて出しておけますし、調理中に次々と出る洗い物を同時に洗いつつスムーズに作業できます
そして作るメニューを頭に思い描き、それぞれの調理時間(加熱時間)と、調理に取り掛かる順番を確認しましょう。
時間のかかるもの、放っておける時間があるもの(煮ておく、漬けておくなど)から手を付けると、放置時間に色々な作業ができるので無駄なく効率的に料理ができます。
また調理のときも、ちょっとしたことが効率アップにつながります。
例えば、包丁とまな板を使って食材を切るときにまな板がずれるようなら、まな板の下に濡らして固くしぼったふきんを1枚敷きましょう。
滑り止めになるので切っているときにまな板が動く心配がないため手元がぶれず、まな板の落下防止にもなります。
手元が定まらないと切れ目がまばらになったり食材が動いたりと効率をぐっと下げるだけでなく、手を切ってしまう恐れもありますので、ケガ防止にも役立ちます。
コンロでの調理はこんな注意が必要です。
例えば煮物などをしていて、ちょっとコンロの前を離れて他の作業をする際は、フライパンや鍋の取っ手は必ず横向きにしましょう。
手前にしたままですと、思わずぶつかって鍋の中身をこぼしてしまったり、ひどいときはヤケドなどのケガをしたりしてしまうこともあります。
ぜひ習慣にしたいですね。
手早く料理をしようと思うと、どうしても実際の調理スキルに目がいきがちですが、その前にまず真っ先にやるべきことは効率を上げるために環境を整えること
これを習慣づけるだけでも料理の腕が格段に上がること間違いなしです
では今回は、簡単で皆が大好きなお料理
手軽な食材、豚肉とジャガイモ、玉ネギ、ニンジンを使った「豚じゃが」をご紹介します。
ぜひ、定番おかずにして下さいね