こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
秋は味覚狩りが楽しい時期ですね
リンゴ、ナシ、ミカン、きのこ、栗などと秋は旬の食材がたくさん
保育園や幼稚園、小学校などでこの時期に盛んに行なわれる「イモ掘り」も、秋の味覚狩りのひとつです
親子遠足などで子どもと一緒にイモ掘りに行くと、ついつい大きさを競ってしまいますよね
しかし
実はサツマイモの場合、大きさとおいしさはイコールではありません
大きくても甘くておいしいイモもありますし、小ぶりでも甘くておいしいイモもあるのです。
サツマイモを選ぶときは、ずっしりと重みがあり、色が均一で皮にツヤがあるもの、そしてひげ根が少なく、でこぼこの少ないものを選ぶと良いでしょう。
また黒い蜜の跡が切り口にあるものは、糖度が高いのでおすすめです。
とは言っても、イモ掘りで獲ったサツマイモは土が付いていて分かりにくいもの。
今回ご紹介したおいしいサツマイモを見分けるポイントは、スーパーなどで選ぶ際のご参考にして下さいね
ちなみにイモ掘りで収穫したサツマイモはすぐに食べるより、新聞にくるみ常温で数週間程置いておくと甘味が増すそうです。
さて、我が家ではサツマイモが手に入ると、オーブンにおまかせで「焼きイモ」を作ります。
作り方はとっても簡単サツマイモは、よく洗って水気を拭いておきます。
オーブン皿に並べ、160℃(予熱なし)で90分焼きます。
竹串を刺して、スッと通ればホクホクの焼きイモができ上がり
蒸かしイモにするご家庭も多いかと思いますが、我が家ではあえて「焼きイモ」にしています。
それにはちゃんと理由があるのです
実は、サツマイモは蒸すよりも、時間をかけて外からじっくり加熱する方が甘くなるからです
デンプンの消化酵素であるアミラーゼが含まれており、アミラーゼは65〜70℃くらいの温度で加熱するとよく働き、でんぷんを分解して糖に変えてくれます。
焼きイモがほっこりと甘味が強いのに比べ、蒸かしイモや電子レンジで加熱したイモ、薄く切って焼いたりしたイモが甘味が少なくあっさりとした味に仕上がるのはこのためです。
ちなみに、我が家の子どもは「焼きイモって皮も食べて良いの?」と聞きます。
皮の近くに繊維が集まっているので少し固いのですが、便秘解消には皮ごと食べるのがオススメです
それでは、今回は『鳴門金時のニョッキ〜ゴルゴンゾーラソース〜』をご紹介します。
焼きイモももちろんおいしいですが、たまには目先を変えてイタリアンでおしゃれにサツマイモを頂きましょう
女子会やおもてなしにもおすすめのレシピですので、ぜひ作ってみて下さいね