こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
寒さがひとしお身にしみる季節となりました。
この時期のおいしい味覚のひとつと言えば、リンゴやミカンなどの果物がありますね。
そのまま頂いてもおいしい果物ですが、寒い冬にはやはり温かい物を食べたくなります
そこで今回は、冬場にフルーツをおいしく食べる調理方法をご紹介します。
果物には、リンゴ、バナナ、ミカンなどのように、加熱することで味が凝縮し、風味やおいしさがアップする物があります。
また、果物は加熱すると甘味が増すように感じますね。
これは、人間の舌にある味蕾(ミライ:味覚を感じる器官)が、食材の温度が体温に近いと甘味を強く感じるためです。
ちょっとひと手間加えるだけで、果物のおいしさが再発見できますね!
リンゴは丸ごとオーブンで焼いたり、バナナやミカンはオーブントースタで皮ごと焼いたりする調理法があります。
他に、リンゴやバナナはフライパンでソテーするなど様々な方法があります。
我が家では、焼きリンゴや焼きバナナをよく作るのですが、子供たちにも好評です
アツアツのリンゴやバナナは、トロリと濃厚な味わいに変化します。
味のアクセントにシナモンをかけたり、ヨーグルトと一緒に食べたりといろいろ楽しめます。
また、加熱すると栄養面でも様々な効用がアップします。
例えばバナナは整腸作用がある果物ですが、ホットバナナにすると腸が冷えにくくなります。
腸の活動を促すため、便秘気味の方にはうれしい効果ではないでしょうか。
リンゴに含まれるアップルペクチンは、他のペクチンよりも腸内の悪玉菌を制御する力が強く、善玉菌を増やす作用があると言われています。
アップルペクチンは加熱しても壊れないので、やわらかくて食べやすくなる加熱調理はおすすめです
ミカンの皮は「陳皮」と呼ばれ、薬効が高いため、漢方の生薬として使われています。
ミカンを皮ごと焼くことで皮の成分が果肉に染み込み、ミカンの栄養を余すところなく摂ることができます
このように加熱調理する利点はたくさんあります。
この冬は果物を温めて食べてみてはいかがでしょうか。
さて今回のレシピは「ナッツ風味のタルトタタン」をご紹介します。
タルトタタンとは、甘く煮詰めたリンゴに、タルト生地を被せて焼くフランスのお菓子です。
タルト生地にはミックスナッツを加え、より風味豊かに仕上げています。
ぜひ、作ってみて下さいね