新年、あけましておめでとうございます
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さまは、大晦日に「年越しそば」を召し上がりましたか?
諸説ありますが年越しそばには、そばが他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の厄や災難を断ち切る」といった意味合いがあるそうです。
ところで近年、「年越しそば」ならぬ『年明けうどん』がじわじわと浸透していることをご存じでしょうか?
「年明けうどん」は「年越しそば」とは違い、日本古来から日本に定着している習慣……ではなく、実は数年前に讃岐うどんの関係団体が立ち上げた企画のひとつです。
年末には讃岐うどんの関係団体が主催する「全国年明けうどん大会」が開かれ、コンテストやワークショップなど様々なイベントが行なわれていてとても盛況のようです
また、通販では「年明けうどん」のセットが販売され、レトルトのカップ麺なども登場し、じわじわと全国区になってきているように感じます。
「うどん」は太く長いことから、古来より長寿を祈る縁起物として食されてきました。
そこで「年明けうどん」は、縁起物である白い「うどん」に紅色(赤色)の食材を添えた紅白の『おめでたいうどん』を、元旦から小正月(こしょうがつ)にあたる1月15日の間に食べて1年の幸せを願おうといったものです。
年末年始は胃腸が疲れていますので、温かく消化の良い「うどん」に、消化を助ける酵素が豊富な大根やクエン酸が豊富な梅干しを添えて頂くことは、お正月疲れの胃腸をケアする意味でも理にかなっていると思います
他にも、紅色(赤色)の食材には、かまぼこ、えび、明太子、鮭、紅生姜などがありますので、こちらの食材を添えてもOKです。
今年のお正月は『年明けうどん』で新年のお祝いと胃腸のケアをされてはいかがでしょうか
レシピをご紹介していますので、ぜひ作ってみて下さいね