こんにちは
料理家のひろろこと竹内ひろみです。
みなさん、フードセラピーという言葉をご存知でしょうか?
これは、フード(食事)とセラピー(治癒)を合わせた言葉で、日本語では一般的に食事療法や栄養療法と訳されます。
フードセラピーについてはいろいろな解釈がありますが、私の考えるフードセラピーとは「食べる物でココロとカラダを元気にすること、癒すこと」です。
○○は体に良い、△△の食べ方は良くない、□□だけ食べればOKなど、健康に関する食の情報は日々変化し、どんどん新しくなります。
健康にかかわることなのでやはり気になりますが、果たしてどれが正しくてどれが間違っているのか判断に困ることもありますよね。
健康な体を維持する上で食べ方の基本のルールは必要ですし、そういった知識を持つことはとても大切です。
しかし、体の声を聴かずに知識だけで食事をしてしまうのは少々NGな気がします
と言うのも、人はそれぞれ個性があるように、体のつくりも生活様式も違います。
そのため、自分の体の声を聴くということが健康維持には欠かせません。
では、どうやって体の声を聴けば良いのでしょうか?
そもそも体がバランスを崩していると、なかなか体の声は聴きづらいものです。
そこで、まず崩れてしまった体内のバランスを整えることが重要となります。
食生活をリセットすることで、体内のバランスを整えることができますので、その方法を知っておくと良いですよ
それでは、いくつかの方法をご紹介しましょう使用する食材を変更して食生活をリセットする方法
お肉など動物性食品が続いて体が重だるいときは、主菜を豆ベースの植物性タンパクに変えてみて下さい。
実は、動物性食品は消化の際に腸に負担がかかると言われています。
そこで体への負担を減らすため、動物性タンパク(肉)から植物性タンパク(豆)に変更するというワケです
例えば私は、ひき肉とじゃがいものコロッケをひよこ豆とじゃがいものコロッケに、カツを豚肉から車麩(くるまふ)に変更するなどをしています。調理方法を変更して食生活をリセットする方法
脂っこい食事や油分の多い食事では、消化がしづらく、胃腸にかかる負担が大きくなります。
これも体のバランスを崩す要因に……
そこで、本日紹介するレシピのように、通常は油で揚げて作る春巻きをオーブンで焼いて作ってみたり、蒸し物を多くしてみたりすることで胃腸の負担を軽くする方法がおすすめです。調味料を変更して食生活をリセットする方法
味覚のリセットもとても大切なポイントです。
化学的な味の物が続いてしまうと、舌は濃い味に慣れてしまいます。
塩分を摂り過ぎてしまったり、糖分を摂り過ぎてしまったりすると体に負担がかかります
使用する調味料やおやつは、化学調味料が入っていない物を選びましょう。
最初は物足りないと思っても、次第に素材のおいしさを感じられるようになります。
このようなリセットの方法を知っておくと、体内バランスを整えて自分の体が欲している物が段々と分かるようになります。
自然治癒力もアップするので、風邪を引いたり体調を崩したりしても回復が早いです。
3月はまだまだ寒暖の差があります。
体からのヘルプサインをしっかりと受け止め、食生活をリセットしてココロもカラダも元気な状態で過ごしましょう
それでは今回は「オーブン焼き春巻き」をご紹介します。
先程紹介した通り、油で揚げないレシピなので、とってもヘルシー
また緑豆を原料としたヘルシーな春雨をたっぷり入れることで、食生活のリセットに最適なレシピです
ぜひ作ってみて下さいね