こんにちは!料理家の竹内ひろみです。
毎日の料理作りに欠かせない調味料のひとつと言えば、塩です
塩は料理に塩気を足すだけでなく、「素材のうまみを引き出す」というおいしい料理作りには欠かせない役割も果たします
しかし、お店の調味料売り場に行くといろいろな塩が置いてあり、どれを購入したら良いか迷うことってありませんか?
私たちの体は摂取する食物によって状態が左右されるので、体のことを考えるとやはり、「良い塩」を選びたいですね。
塩を選ぶポイントは、商品の裏側に記載されている製造方法をチェックすることです
我が家にある塩を例に取ってみましょう。
製造方法
原材料名:海水(伊豆大島)
工程:天日、平釜
とあります。
この製法は、海水を太陽光や風に当てるなど自然の力で水分を蒸発させ、平釜で焚いて濃縮し、結晶化させるというものです。
こうしてできた塩は、天塩(あまじお)や天日塩(てんぴじお)と呼ばれ、日本の伝統的な方法にのっとり時間と労力をかけて作られています
天塩は、海水が本来持っているミネラル分(ナトリウム、マグネシウムなど)を豊富に含んでいるため、工場で精製される塩化ナトリウムの純度の高い塩と比べると、味わいに深みがあり、まろやかな甘味を感じます。
また、塩は海水から作られる海塩の他にも岩塩などがあり、元の原料がその土地や風土によって異なります。
日本では岩塩があまり産出されないのでなじみが薄いですが、食用に加工された岩塩にはほとんどミネラル分が含まれていません。
日本の水は、ヨーロッパのようなミネラルの多い硬水ではなく軟水のため、ミネラル豊富な海の塩を日常の料理に取り入れることで、体内のミネラルバランスが良くなると言われています
丁寧に作られた塩はそれだけ高価ですが、数ヵ月かけて毎日少しずつ使う調味料です。
ぜひ、体にとって良い塩を選んでみてはいかがでしょう?
さて、今回は「豆と野菜のホットサラダ」をご紹介します。
サラダにする食材は、素材の味が命
このレシピでは野菜を蒸すときに塩をふりかけ、素材のうまみを引き出します。
いつもと違う特別な塩を使えば、ぐっとサラダがおいしくなること間違いなし!
ぜひお試し下さい