こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では今、サーモンがブームです
韓国内では今まで、サーモンは高級魚として一般の人たちにはなかなか手が届かない魚でした。
しかし、アメリカ系の大型スーパーが販売したことや、ビュッフェスタイルの食事が流行しサラダやカルパッチョなどを食べる機会が増えたことから、若者を中心にブームが到来したそうです。
ちなみに韓国でブームになっているメニューはお刺身です。
今では、ソウルの各主要エリアに、専門店が必ず一軒はあると言われている程、サーモン専門店が増えています。
その多くがお刺身の食べ放題で、サーモンのお刺身以外にイカの天ぷらやチヂミなどがセットになったメニューが楽しめます。
韓国へ行く予定がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう
連日満員のお店や行列ができるお店もありますよ
実は、サーモンの前は、マグロがブームでした。
元々マグロは、韓国では数少ない高級日本料理店でしか出されていない高級品だったのです。
しかし、和食が韓国内で浸透するのに伴い、マグロが食べられるようになり、ブームの兆しが見えるとともに専門店も登場しました。
このマグロ専門店もサーモンと同様に食べ放題の店が多く、日式と呼ばれる高級日本料理店よりは安い値段でマグロを好きなだけ食べられるとあって、一躍大ブームとなったのです。
4年程前に現地の友だちにマグロ専門店に連れて行ってもらったことがありますが、そのときの衝撃は忘れられません
なんと、マグロの刺身が半解凍状態で出てきたのです
これは、マグロ独特の匂いを和らげるためだとか・・・。
何でも韓国では昔からお刺身と言えば白身魚がメインのため、赤身独特の匂いを好まない人が多いようです
しかし生のマグロを食べ慣れている日本人の私からすると、舌の上で広がるトロリとした食感が味わえず、何だか物足りませんでした
また、ワサビとしょうゆの他に、酢コチュジャンも添えられて出てきたのにもびっくり
韓国では、白身のお刺身に酢コチュジャンを付けて食べるのが一般的ですが、赤身のマグロも酢コチュジャンで食べるそうです
韓国人の友だちは、当たり前のように韓国海苔でマグロを巻いて食べており、こういった食べ方もかなりメジャーなのだとか。
国が違うと、食べ方も違いますね
ここ数年は、日本を訪れる韓国人の観光客が増えたことで、韓国内でも日本オリジナルの味が受け入れられるようになってきたそうです。
両国の食を認め合いながら楽しめるというのは、素晴らしいことでよすね
さて、今日のレシピは「マグロを使ったビビンバ」をご紹介します。
韓国の海鮮丼は酢飯ではなく、酢コチュジャンをかけて頂くのが一般的です。
日本の海鮮丼とは違った味ですので、ぜひ一度お試し下さい