こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
梅雨時は、雨が降り続いて買い物に出にくくなりがちです。
そんなとき、買い置きができる缶詰は重宝しますね。
某雑誌中のアンケート結果によると、「買い置きしている缶詰ランキング」でダントツの1位は『ツナ缶』だそうです。
スーパーの缶詰コーナーには、『ツナ缶』と一口に言っても実に様々な種類が販売されていると思いませんか?
缶の大小以外にも、オイル漬け、油入り水煮、ノンオイル、さらにはマイルドという物も……。
「マイルド?何がマイルドなの??」と、戸惑ってしまいますよね
そこで今回は、そんな『ツナ缶』についてご紹介します
そもそも『ツナ缶』の原材料は何かご存知でしょうか?
「ツナ(tuna)」とは「マグロ」の英名で文字通りに取るのであれば、ツナ缶とはすなわちマグロの缶詰のことです。
しかし流通している『ツナ缶』には、マグロを使った物とカツオを使った物があり、カツオが原材料となるツナ缶が主流の地域もあるそうです
メーカーによって名称が異なりますが、日本では「マイルド」や「ライト」と記載がある物はカツオを使っている場合が多いようですので、購入する際の目安にすると良いでしょう
『ツナ缶』の中身を形状で分けると3タイプありますブロックタイプ(ソリッドタイプ・ファンシータイプ)
塊の魚肉をほぐさずに形のまま缶詰にした物で、炒め物やサラダ、チャーハン、丼など形を活かした物に最適。チャンクタイプ(Lタイプ)
上記のブロックタイプを料理に使いやすく大きめにほぐした物で、ブロックタイプと同様に形を活かした料理に最適。フレークタイプ
チャンクタイプよりさらに魚肉を細かくほぐして缶詰にした物で、おにぎりやサンドイッチ、スープなどに最適。
また『ツナ缶』を調理方法で分けると、大まかには4タイプが現在主流となっています油漬け
調味液の約半分以上に、大豆油または綿実油(めんじつゆ/ワタの種子を原料とした油脂)などが使用されている物。油入り水煮
調味液のうち、油が半分未満の油ひかえめの物。こちらも一般的には大豆油または綿実油を使用。オイル無添加(ノンオイル)
調味液に油を使用せず、野菜エキスや魚介エキス、塩などで調味した物。食塩・オイル無添加
食塩や油を使わずに加工した物で、野菜エキスなどで調味した物。
その他にも、コーンやチーズをプラスした物や、タイカレー風味の物、ガーリック風味の物、オリーブオイル漬けの物などがあります。
ツナ缶を調理法によって使い分ければ、きっとお料理上手に見えること間違いなしです
身近なのにとても奥が深い『ツナ缶』、ぜひお料理に合わせて使い分けてみて下さいね
それでは今回は、チャンクタイプの『ツナ缶』を使った包丁を使わない簡単レシピ『ツナ玉丼』をご紹介します。
天かすや紅しょうがを入れることで、ボリュームたっぷりの一品に仕上げました。
パッと手早くできる丼なので、ぜひ作ってみて下さいね♪