こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
気温が高くなってくると、調理に火を使うのは億劫になりますよね
我が家では、この時期はアルミホイルに魚やお肉、野菜を調味料と共に包んで、オーブントースターで焼き上げる「ホイル焼き」が大活躍します
朝のうちに具材をアルミホイルに包んで、ホイル包みを冷蔵庫にスタンバイしておけば、あとは仕事から帰ってきたらオーブントースターへ入れて加熱するだけでOK
お風呂で汗を流したり、洗濯物をたたんだりと、他のことをしている間にメイン料理ができてしまうのでとても重宝しています
しかも火を使わないので、調理の最中に暑さでバテてしまう心配もありません
皆さんにもぜひこの時期のお料理にアルミホイルを活用して頂きたいと思い、今回は「食品用アルミホイルの豆知識」をご紹介します。
「アルミホイル(Aluminum foil/アルミ箔)」は、その名の通りアルミニウムを薄く伸ばし箔状にした物です。
一般的には厚さ0.015〜0.02mmの薄さの物が、「家庭用アルミホイル」として販売されています
アルミホイルは、より薄くするため2枚のアルミニウムを重ね、ふたつのローラーで挟んで薄く伸ばして作られます。
そのため、ローラーに接する面は硬い面に押されることによって鏡のような光沢ができ、反対のやわらかいアルミ同士が接していた面は、アルミが押し合って細かな凹凸(おうとつ)ができるため鈍い光沢面になるそうです
なんとなく光沢のある方が表のような印象がありますが、どちらかが表という訳ではなく、どちらの面を表面にしても熱伝導率などの効果は変わりません。
ちなみに、最近では「くっつかないホイル」も販売されていますよね。
このくっつかない秘密は、アルミホイルの表面にシリコン樹脂がコーティングされているためです。
魚やおもちを焼くときにとても重宝します
調理する際の注意点としては、アルミホイルは金属ですので、電子レンジでの加熱は避けた方が良いでしょう
アルミホイルは電子レンジのマイクロウェーブを反射してしまうため、火花が散ってしまい、最悪の場合は電子レンジが壊れてしまうこともあります
加熱調理の際はオーブンやオーブントースター、直火での使用がおすすめです。
また、アルミホイルは調理以外にも、キッチンの様々な場所で役立ってくれる便利なグッズです。
その例をいくつかご紹介します
●食材を冷凍させるときに下にアルミホイルを敷くと熱伝導率が高いので、早く冷凍させることができます。
●キッチンばさみの切れ味が悪くなったときは、アルミホイルを何回か切ると切れ味が少し良くなります。
●使い終わったアルミホイルを、小さく丸めて排水溝へ入れると、アルミホイルが水に触れて化学反応を起こして金属イオンを発生させるため、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
臭いやぬめりの予防に効果があるので、これからの季節は特に重宝しますね
上記はほんの一例に過ぎません。
使い道が色々あるアルミホイルを、ぜひ活用して下さいね
それでは今回はアルミホイルを活用して、ちょっとおしゃれな「サケのオレンジ風味ホイル焼き」をご紹介します。
加熱をオーブントースターにお任せできる、暑い季節にありがたいレシピです。
ぜひお試し下さい