こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
湿気が多いためムシムシとして暑い日本の夏は、やはりそうめんやそばなど冷たい麺類がおいしく感じますね
しかし、麺類ばかりに食事が偏ると、どうしても栄養のバランスが崩れ、体調を崩す原因となってしまいます。
そこで、麺類を食べるときには、少しでも薬味などの野菜を添えることがオススメです
冷たい麺類に薬味として添えられるミョウガ、ショウガ、大葉などの香味野菜ですが、身体にとってうれしい働きをしてくれることを知っていますか?
香味野菜にはさわやかな香りがある他、辛味成分がある物も多く、食欲増進効果の面からも夏の食卓には欠かせない食材なのです
そんな香味野菜の中でも、この夏、私がオススメしたい食材をご紹介します
【ミョウガ】
生薬としても扱われているミョウガは、身体の余分な熱を取り、血行を良くする働きがあるとされています。
抗菌作用があるとも言われているので、口内炎の痛みを和らげる他、風邪の予防にも効果的です。
ミョウガは日本や中国などのアジア東部が原産だとされており、中国では漢方薬の生薬として扱われ、食材として扱われているのは日本だけといった野菜のひとつです
シャキシャキとした食感と強い香りが食欲を増進させる効果があるため、蒸し暑く食欲が減退しがちになる日本の夏にぴったりの野菜と言えるでしょう
生で食べるときには、アクが強いので切ったら水にさらします。
さらしすぎてしまうと香りが失われてしまうので、さっと水にさらす程度にして下さいね
【ショウガ】
ショウガは身体を温める作用があるため冬に食べるイメージが強いと思いますが、建物内の冷房が効きすぎていて夏場でも冷え性の人が増えている昨今、夏場にも取り入れたい野菜のひとつです。
料理への応用範囲が広いショウガですが、飲み物で頂いてもおいしいです。
ショウガと紅茶を合わせたショウガ紅茶は、身体を内側から温め、夏風邪予防にもなるオススメのドリンクです。
ショウガ紅茶に入れる甘味を、疲労回復効果の高いビタミンB群をたっぷり含むハチミツにすると、さらに夏バテ予防に期待が持てます
【その他】
大葉やセロリなど、特有の香りを持つ野菜を少し添えるだけで食欲アップにもつながるので、食欲のないときは香味野菜を積極的に摂ると良いでしょう
そのまま刻んでお料理に添える他、味噌に香味野菜を混ぜて作る香り味噌やミョウガを甘酢に漬けて作る甘酢漬けなど、ちょっと手を加えて冷蔵庫にストックしておくと良いですね
香味野菜は麺類だけではなく、冷奴(ひややっこ)や豚しゃぶなどに添えてもおすすめです。
いつものメニューに香味野菜を取り入れることで、夏の食卓が豊かになりますよ
さて今回ご紹介するのは、夏の定番・冷やしうどんを栄養たっぷりに食べられるレシピ、「ベジみそ野菜うどん」をご紹介します
刻んだ香味野菜をたっぷり混ぜ合わせて作った味噌が決め手のうどんは、さっぱりとしてどこかホッとする味です。
食欲がないときにも食べやすく、栄養が取れるレシピですのでぜひ作ってみて下さいね