こんにちは
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
外の気温が下がってくると、温かい汁物がよりおいしく感じられますね
夏の間は温かいお味噌汁をちょっとお休みしていたご家庭も、そろそろ復活して食卓に上がる回数が増えているころだと思います。
さて、お味噌汁やお吸い物の具と言えば、何を思い浮かべますか?
季節の野菜を思い浮かべる方もいるかと思いますが、豆腐や「麩(ふ)」を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?
汁気を吸った麩はトロトロふわふわで、大好きという方も多いはず
しかし、「麩は好きだけど、麩って何かよく分かってないです
」という言葉をちらほら聞きます

そこで、今回のブログは「麩」についてご紹介します

「麩」とは、グルテンを主原料とした加工食品です
小麦粉に食塩水を加えてよく練り、サラシのような布に包んで流水で揉み小麦デンプンを流したあとに残った、「小麦グルテン」というたんぱく質が原料になっています。
麩は消化の良いたんぱく質が豊富に含まれている割に、カロリーの低い食品です。
意外なことに栄養価が高く、旨味成分のグルタミン酸が多い他、カリウム、マグネシウム、鉄分も含まれているのです。
また、麩は消化が良い食品なので、離乳食の初期から使うことも可能です。
調理が簡単で保存が利くので、離乳食の時期にはとても重宝します。
ただし麩はグルテンのかたまりですので、小麦アレルギーの子供には食べさせないよう気を付けて下さい
さて、麩とひと口に言ってもその種類は様々です。
今回は、その一部をご紹介しましょう
■生麩(もち麩)
小麦粉から取り出した小麦グルテンを蒸したりゆでたりした物です。
これらは田楽(でんがく)やまんじゅうの皮にも使われています。
生麩には、ゴマやよもぎなどを練り込んで、色や風味を楽しむ物もあります。
■揚げ麩
「生麩」を油で揚げた物で、仙台麩(せんだいふ)などがこれにあたります。
見た目はまるでラスクのようですが、汁物に入れるとコクが出ておいしくなります。
■焼き麩
小麦グルテンに、小麦粉やベーキングパウダーなどを加えて練り合わせ、焼き上げた物です。
保存が利くので、一番多く出回っているのがこの焼き麩です。
水に浸けて戻し、水気を絞ってから汁物やすき焼きなどに使います。
この他に、地方によって様々な種類の麩があります。
先程ご紹介した岩手県や宮城県のご当地麩である「仙台麩」の他にも、日本一長いという奈良の「大和麩(やまとふ)」、沖縄料理でお馴染みの「車麩(くるまふ)」など、それぞれ形状や食感に特徴があります。
麩は汁物や鍋物だけではなく、和え物や炒め物、ステーキやフライにしてもおいしく頂けます。
特に、車麩は食感がしっかりとしているので、お肉の代わりに使っても満足感が得られます。
たんぱく質が豊富で保存が利く食材なので、常備しておくと重宝しますよ
ぜひこれを機に、麩を活用してみて下さいね
さて今回は、仙台麩と秋ナスを使った「ナスのお麩グラタン」をご紹介しています。
コンソメスープに浸した油麩を使うことで、満足感をUPさせました。
お肉を使わないのでダイエット中の方にもオススメです
ぜひお試し下さい。

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
外の気温が下がってくると、温かい汁物がよりおいしく感じられますね

夏の間は温かいお味噌汁をちょっとお休みしていたご家庭も、そろそろ復活して食卓に上がる回数が増えているころだと思います。
さて、お味噌汁やお吸い物の具と言えば、何を思い浮かべますか?
季節の野菜を思い浮かべる方もいるかと思いますが、豆腐や「麩(ふ)」を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?
汁気を吸った麩はトロトロふわふわで、大好きという方も多いはず

しかし、「麩は好きだけど、麩って何かよく分かってないです



そこで、今回のブログは「麩」についてご紹介します

「麩」とは、グルテンを主原料とした加工食品です

小麦粉に食塩水を加えてよく練り、サラシのような布に包んで流水で揉み小麦デンプンを流したあとに残った、「小麦グルテン」というたんぱく質が原料になっています。
麩は消化の良いたんぱく質が豊富に含まれている割に、カロリーの低い食品です。
意外なことに栄養価が高く、旨味成分のグルタミン酸が多い他、カリウム、マグネシウム、鉄分も含まれているのです。
また、麩は消化が良い食品なので、離乳食の初期から使うことも可能です。
調理が簡単で保存が利くので、離乳食の時期にはとても重宝します。
ただし麩はグルテンのかたまりですので、小麦アレルギーの子供には食べさせないよう気を付けて下さい

さて、麩とひと口に言ってもその種類は様々です。
今回は、その一部をご紹介しましょう

■生麩(もち麩)
小麦粉から取り出した小麦グルテンを蒸したりゆでたりした物です。
これらは田楽(でんがく)やまんじゅうの皮にも使われています。
生麩には、ゴマやよもぎなどを練り込んで、色や風味を楽しむ物もあります。
■揚げ麩
「生麩」を油で揚げた物で、仙台麩(せんだいふ)などがこれにあたります。
見た目はまるでラスクのようですが、汁物に入れるとコクが出ておいしくなります。
■焼き麩
小麦グルテンに、小麦粉やベーキングパウダーなどを加えて練り合わせ、焼き上げた物です。
保存が利くので、一番多く出回っているのがこの焼き麩です。
水に浸けて戻し、水気を絞ってから汁物やすき焼きなどに使います。
この他に、地方によって様々な種類の麩があります。
先程ご紹介した岩手県や宮城県のご当地麩である「仙台麩」の他にも、日本一長いという奈良の「大和麩(やまとふ)」、沖縄料理でお馴染みの「車麩(くるまふ)」など、それぞれ形状や食感に特徴があります。
麩は汁物や鍋物だけではなく、和え物や炒め物、ステーキやフライにしてもおいしく頂けます。
特に、車麩は食感がしっかりとしているので、お肉の代わりに使っても満足感が得られます。
たんぱく質が豊富で保存が利く食材なので、常備しておくと重宝しますよ

ぜひこれを機に、麩を活用してみて下さいね

さて今回は、仙台麩と秋ナスを使った「ナスのお麩グラタン」をご紹介しています。
コンソメスープに浸した油麩を使うことで、満足感をUPさせました。
お肉を使わないのでダイエット中の方にもオススメです

ぜひお試し下さい。